「類は友を呼ぶ」という言葉があるが、確かにそういう傾向はある。昨日、福岡県警に摘発された医師達などは正にその典型と言える。どういう仲間だったのかというと、まず一人目は院長で井上勉(61歳)。この人物は今から19年前にも医療診療の“水増し請求”で捕まっていた人物で、その時は6億3000万円という巨額だった。この事件の発覚によって、彼の病院経営は破産してしまった。けれども2年前から、彼はもう一度“この手法”でチャレンジしてきたのだ。そういう点ではなかなかのチャレンジャーではある。なぜ、彼はもう一度チャレンジしたのか。最強の“味方”を得ていたからだ。その一人は新しいクリニックの事務長に収まっていた“元警察官”宮内真二(50歳)、もう一人は宮内の古くからの友人で室長に収まっていた“元暴力団員”末崎信直(49歳)である。つまり、元犯罪者、元警察官、元暴力団の三人が強力なタッグを組んで始めたのが「いのうえクリニック」なのだ。けれども、このクリニック、何と“訪問診療専門”で“外来”を受け付けていなかった。そして訪問診療なのに、看護師は居なかった。もうこれだけで十分に怪しい。それでは、どういう風な患者を診療していたのかというと、生活保護受給者たちだった。生活保護受給者たちだから、訪問診療すれば医療費を国に請求できる。何しろ、元警察官と、元暴力団が付いているのだ。嫌だなどとは言わせない。こうして自宅訪問して本人のサインや印鑑を得ることが出来る。総計250人を診療し、“水増し”等で5500万円を得ていたことになっている。その全部が生活保護自給者かというと、実はそうではない。ほんのちょっとだけ会社員を混ぜている。そうしないと「疑われる」と思ったからだ。いや、そうしても疑われるんだけど…。生活保護自給者たちはどうしてサインや印鑑に応じたのか。もちろん、元警察官や元暴力団の二人が一緒に居ることもあったが、一つには無料で種々の薬をくれるからだ。また実際に診療もしてくれる。不届きな院長の井上勉だが、一つだけ彼に良心が残っているところがあったとすれば、実際の患者たちには医師として接していた点であろう。それにしても、そんな病院、嫌だ‼
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