だんだん「人間の住む世界」に、クマが近づいてきていることだけは間違いがない。そうはいっても、ぬいぐるみではないのだから、接近されると、やっぱり怖い。日本各地でクマの目撃例が増え始めている。日本特有の現象かと思ったら、そうではなかった。アメリカのカリフォルニア州はロサンゼルスのスーパー「ラルフス」にも、8月7日にクマはやって来ていた。スーパーマーケットにやって来るなんて、最近のクマは“買い物上手”なのだろうか。ただ午前中だったので買い物客は少なく店内は閑散としていた。それにアメリカの店舗はだだっ広い。通路も広い。だからこそ太っている者同士でもぶつからずに済むのだが、クマが来た時だって、すれ違わずに済む。奇妙なことに、誰一人として接近していないのだ。もし、これが日本なら店自体が狭いので、同じ店舗内の接近した場所に、魚とか、肉とか、野菜とか、クマが好みそうなものが置かれてあるので万事休すだったのだが、店内が広いのでクマの通路付近には臭いのする食料品がなかった。そこで、せっかく買い物にやって来たクマだったが「美味しそうなものが何もないじゃないか」と毒づきながら、店舗の正面玄関を見つけると堂々と出ていったのだ。ちなみにクマは、人間を食べに来たわけではないから、誰も襲っていない。もし、人間の方から誰かが接近したなら、反射的に襲ったのかもしれないが、何しろ「お買い物」に来ているのだから、美味しそうなものが見当たらなければ、手ぶらで帰っていくのは当然なのだった。それにしても、ロサンゼルスには、クマが出没するような所に郊外型スーパーが存在していることに驚く。今回は美味しそうなものがなかったから、黙って出ていったが、もし美味しそうなものを見つけたなら、そこを陣取って動かなくなるに違いない。どうするロサンゼルス⁉
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