モーニング娘。21 のリーダー譜久村聖氏がネット上などで流れている“噂”や“中傷”を公式に文書で否定、同時に事務所サイドからも公式に否定し、今後は「法的処置も検討」と“ネットに流した人物”に強く警告した。本人と所属事務所とが同時に「噂」を否定し、相手側に警告するケースは大変に珍しい。おそらく、歌手グループのリーダーでもある譜久村氏は、自分だけでなく他のメンバーたちのことも考え、強い意志で否定・警告を行ったものと思われる。このように、本人だけでなく経営側も含めて“完全否定”をし、相手に対して“法的処置”を警告することは、ファンや関係者たちの動揺を防ぐ意味でも有効であると思われる。ネット中傷に弱い芸能人たちは、大いに見習うべきであると私は思った。現代は有名人だけでなく、あらゆる人がネット上で「批判・中傷・噂」される可能性を持っている。正々堂々向ってくる相手なら、反論も可能なのだが、かげに回って“見えない形”であれこれ誹謗・中傷されるのは、誰であっても気持ちの良いものではない。しかも、ネット上には“そういう噂”に乗っかって、直接関係がないのに便乗しようとする輩までいる。ようやく“悪質な中傷”は名前を開示できるようにはなったが、一般公開までには至っていない。そういう場合には“一般公開”してしまうようにすれば、おのずと“誹謗・中傷”は減っていくものと思われる。もちろん、ネット上の批判・中傷のすべてが“悪い”とも言い切れない。中には、批判されて当然に思えるような人物もいるからだ。現代は、ちょっとしたことで有名人になったり、人気を出したりする。TVやネット上でちょっと人気が出たことで、自分は“才能がある”とか、“人気がある”とか、“有名なんだ”とか、勘違いをし出す若い人も多い。確かにどのような分野であれ、それなりの支持や収入を得ることは“成功”と言えるが、それがそのまま“社会が認めている”ことにはならない。人気というのは、得られるのも早いが、失うのも早いのだ。
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