最近はどういう分野でも“熱烈ファン”や“追っかけ”や“マニアックなオタク”がいる。そして、それらの人は、その人物のあらゆることを知っている。時には、その本人よりも“詳しく知っている”こともある。驚くべきことだ。プロレスのファンにもマニアックな人達が多い。昨日「TAKAみちのく(45歳)」というプロレスラーが自ら創設した「K-DOJO」というプロレス団体の取締役を解任され、同時に退団することが公表された。実は彼、不倫を写真誌に告発され、それがマニアックなファンたちの間で“問題視”され、そのあまりのブーイングから団体側がとったのが“解任・退団”という対処法だった。TAKAみちのく氏が妻子を持ちながら「手当たり次第に手を出す」というのは、マニアックなファンの間では有名な話だったらしい。私はそういう“書き込み”が多数あることを昨日初めて知った。彼は数年前から告発した女性ファンと親しくなり、ことあるごとにその女性は呼び出されるようになった。そして、タクシー代やホテル代などすべて彼女が支払う形での不倫が続いた。そのうち、彼女は精神的に追い詰められて自殺未遂を計ったりもしている。その後も二人の関係は続いたのだが、ある日、一方的に弁護士を通して“別れる旨”を伝えて来たというのだ。その間に彼女は、彼に対し500万以上の金もつぎ込んでいる。そういった経緯を、マニアックなファンたちは何故か“共有”していた。そして、書き込みを通じて団体に何らかの“処分”を迫ったようなのだ。つまり、現代のマニアックなオタクファンというのは、或る意味では本人以上に公私の過去・現在を熟知していて、そのうえで支持したり、批判したりしている。何んとも“不気味な存在”なのだ。したがって、現代はそういう“オタクファン”を沢山抱えて商売しているような人は、うかつな発言も、うかつな行動も出来ないようになっている。何十年前の出来事であろうと、何十年前の発言であろうと、本人が記憶から消してしまったことさえも、鮮明に蘇らせることが出来る。或る意味では“陰のマスコミ”とも呼ぶべき存在になりつつある。まあ、そういう意味では、私などのように、その発言も、行動も、業績もさして知られていない人物は、或る意味では“気楽”だともいえる。矛盾した発言や、今思うと恥ずかしいような記述も、みんなに知られなくて済むというものだ。
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