ときどき人は自分以外のことで“運命の十字架”を背負わなければならないことがある。1998年7月に起きた「和歌山カレー事件」で“犯人”と疑われ逮捕された林眞須美の長女は、両親が逮捕された時から「犯人(⁉)の娘」という“重い十字架”を背負わなければならなくなった。両親とも逮捕されたことで、その子供たち3人は児童養護施設へと預けられた。しっかり者の長女は、その日から“下のふたり”に対し“母親代わり”の役を演じなければならなかった。逮捕される直前、母親と長女とは、大切な会話を交わしている。マスコミが騒ぐので、長女自身も「もしかしたら…」という疑いをほんの少し抱いていたのだ。母親は「逮捕されるかもわからん」と長女に告げた。「ほんまだったん⁉」本当に犯人なのか、と母に問うたのだ。「お前はバカか、やっとるわけないやろ、すぐ帰ってくる」それが、母親との“最後の会話”になった。その日から、母親は帰らず、自分達も施設暮らしとなった。永い月日が経って、母親は「死刑囚」となり、そういう事情を知った上で、それでも良い、という夫と巡り合い結婚をした。そうして子供も生まれて、見知らぬ人が見れば「幸せそうな家族」にも見えた。けれども「犯人の娘」というレッテルは、常についてまわった。“似たような事件”が起こるたび「和歌山カレー事件」が引き合いに出された。その日「幸せそうだった家族」から、一人が抜け落ちた。また母親の「再審請求」が出されて受理されたが、もうどうでもよかった。やっぱり、幸せになどなれない。「幸せそうだった…」だけなのだ。4歳の“我が児”を道ずれにして「関空橋」から飛び降りた。これで、すべてが終わる。「ごめんね」と我が子に言った。その日6月9日のニュースには「関空橋転落死」として、短く母娘が“転落死”しているのが見つかった、とだけ伝えていた。
「備蓄米放出」政策により“コメの価格を下げた”小泉農水大臣に代わって、新たに農水大臣となったのは、農水省官僚出身の鈴木憲和氏(43歳)だ。見た目的にも若々しい印象を与える新大臣だが 続きを読む
芸能人でも、アナウンサーでも、一般の仕事でも、本質的なことはそれほど変わらない。大きな企業や組織の中で働くということと、フリーとなって独立し、個人事業主となって働き出すことの“違い 続きを読む
男性の「三度目の結婚」はそれほど珍しくないが、女性の「三度目の結婚」はほんとうに珍しい。それになんとなく他人事ながら「大丈夫か」と思ってしまう。女性週刊誌が女優・安達祐実氏(44歳 続きを読む
テレビ東京の思惑がよくわからない。現在“謹慎中”で年末にグループから卒業することを公表しているモーニング娘。の北川莉央氏(21歳)が「テレビ東京」に採用内定したという報道が流れてい 続きを読む
とにかく最近の「日経平均」は急ピッチで上昇している。あっという間に“日本の経済指標”である日経平均は4万9千円台に乗せた。アメリカの「ダウ」が未だに4万6千ドル台であるのに……。わ 続きを読む
アイドル誌と呼ばれるものが続々と休刊している。昨年7月号で「ポポロ」が休刊してから、それに続くかのように、今年6月号で「WiNK UP」が休刊となり、今年9月号で「POTATO」が 続きを読む
ドラマや小説であれば、そのどこかの部分で“救いとなるもの”が出て来て“ホッとする”ようなところがある。けれども、現実の事件では“1㎜の救い”もなかった。ただただ“悪い奴ら”の“ワル 続きを読む
ドイツ・ベルリンの公道に設置されていた韓国系市民団体による「少女像」の強制撤去が17日、地元行政区の関係者が行った。2020年に市民団体が設置してから、地元との間でいざこざが絶えな 続きを読む
現在は“小室家の嫁”としてアメリカで暮らしている「眞子さま」だが、小室氏が営業マンとして成功・出世し、子供にも恵まれ、一見、いまは順風のように見受けられる。先日、アメリカの雑誌の表 続きを読む
台湾のシンガーソングライターのサンデー氏が15日「NK/T細胞リンパ腫」という病気によって34歳で亡くなったことが関係者によって伝えられた。彼女は2018年に自主製作で作詞・作曲し 続きを読む