認知症による“行方不明者”が年々増えていっているという。昨年は1万7千人もの高齢者の“捜索願”が出されたらしい。推計によると、2025年には75歳以上の高齢者の5人に1人は「認知症になる」可能性があるらしい。遠い話ではない。四年後の話だ。私なども、こと記憶力に関しては間違いなく“認知症の一歩手前”にある。なにしろ、人の名前、ものの名前、置いたものの場所、自分で書いたことの記憶……それらことごとくが、次々と消えていく。したがって“他人事”ではなくて「認知症」は確実に向こうからやってきている。まあ私の場合、記憶力は昔から、それほど良い方ではない。鑑定に来て下さる方も、片っ端から忘れていく。ましてや、その内容なんか、憶えているわけがない。ところが、鑑定に来て下さっている方の多くは、前回はこれこれを話したから、きっと憶えていてくれるのだろうと誤解されている。そこで、どうしても前回の続きから話されたりする。これが困るのだ。何の話やら、さっぱり分からない。わからないからキョトンとしている。察しの良い方はここで気付いて、前回と同様なところから話し始めてくれる。きわめて特徴のある方の話や、特異な問題とかだと、最初は解からなくても、徐々に記憶がよみがえってくる。表情には出さないが、ホッと胸をなでおろす。ところで高齢者の“行方不明”だが、届け出はあっても、大抵は数日中に近隣や隣町辺りから発見される。けれども、家族や関係者が探し続けても、手掛かりの掴めないケースもある。それが昨年の場合には214人もいたのだ。情報網の発達した現代でも、どこに消えたのかわからない高齢者がいる。214人もいるのだ。一体、どうやって暮らしているのだろう。警察に保護されたなら、届け出は出ているので、すぐ分かるはずである。もっとも、本人が自分の姓名とか、住所とか、生年月日とか、家族の名前とか、それらすべてを忘れている場合は“届け出”が出ていても判明しにくいかもしれない。認知症になったら、GPS機能を身体に埋め込むことが可能になれば、214人の“所在不明者”は出て来ないはずだ。スマホにどれほど機能を詰め込んだところで、それを持って出なければ、何の役にも立たない。家族にとっても、本人にとっても、安心な“科学の進化”だけは早く到来してほしい。
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