このところ「振り込め詐欺」に関するニュースが減ったと嬉しく感じていたが、必ずしもそうではなかった。個人としては最高額となる「5億7000万円」の被害額が“特殊詐欺”で生まれていたのだ。80代の女性が20数回にもわたって“郵送する形”で詐欺グループに金を渡した。その合計額が5億7000万なのだ。ここで注目すべきは「おれおれ」ではなかったということ。「金融庁」などを語っているのだ。そういうところから電話が入って「管財人に預けなさい」とういう、いかにも“金持ち”が引っ掛かりそうなところを示唆して郵送させている。つまり、“おれおれ”でも“振り込め”でもなかった。危険なところから守ってくれそうな“金融庁”や“管財人”だった。だから、信用してしまったのだろう。それにしても独り暮らしの80代の女性が5億7000万もの大金を所有していたこと自体、われわれは驚く。それを察知し、金融庁や管財人で“仕掛けてきた”詐欺グループの巧妙さにも驚く。もちろん、こういう金額は詐欺グループから“危ないところ”へと吸い上げられる。“堅い人生”を歩んできた独り暮らしの老人たちが狙われ続ける。庶民は“お金持ちの独り暮らし”に対して、なぜか“やさしくない”ことが多い。ぎりぎりで生活している人たちからすれば“無駄なお金”に思えるからだろうか。「お金」は無さ過ぎても犯罪を引き起こすが、有り過ぎても犯罪に巻き込まれる。1400兆円ともいわれる“眠っているお金”は、安らかに眠れない。
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