韓国芸能界では、同じような事件があまりにも多い。昨日、ソウル近郊の自宅で、元ガールズグループ“f(x)”で現在は女優主体に活動するソルリ氏(25歳)の自殺遺体が発見された。連絡しても反応がないのに不信を抱いた担当マネージャーからの依頼で、警察が自宅を捜索した結果だった。ソルリ氏は2009年にデビューしたが、2014年に悪質なネットの書き込みなどから芸能活動を休止し、その後、グループを脱退した。ソロとなって以降は女優主体に仕事をしていたが、今年6月、自らの作詞作品でシングルをリリース。歌手活動も捨てていなかった。自宅には遺書ではないが“日記風ノート”が遺されていて、そこに自殺に至る経緯のようなものが記されていたらしい。それにしても、韓国では“似たようなケース”が続いているのに、それに手を打っている形跡がない。もちろん、わが日本でも、似たようなケースはあって「アイドル」というものの“在り方”事態を考える時期に来ている。まず、10代前半から芸能事務所入りさせることが問題である。やはり中学生の時点から「アイドル活動」に入るのは問題が多い。“ネットの書き込み”からではないが「農業アイドル」として活動していた大本萌景さん(16歳)が2018年3月に“自殺”した事件では、遺族側と事務所側との意見が真っ向対立して“訴訟合戦”になっている。言葉は悪いが、中学生をこき使った芸能事務所は指弾されなければならないが、同時にそうなる可能性も予想される“アイドル活動”を事務所に託した遺族側にも多少の責任はある。一部の「アイドル」がマスコミや芸能世界での寵児となって“巨額の富”を生み出す。ところが、それはあくまで“ほんの一握り”であって、ほとんどの「アイドル」は、その“笑顔”とは裏腹に、過酷な労働や僅かなギャラに苦しんでいる。そういう中での“ネット上の書き込み・中傷”は致命傷となる。今や週刊誌よりも、ネット上の“書き込み”の方が影響力が強い。それが「ウソ」や「デマ」であっても、いったん「炎上」してしまった言葉は独り歩きして拡散していく。無記名の書き込み方式を改めないと、そういう形で“深く傷つく人生”を歩む人たちが増えるばかりだ。「顔」を晒して生きている芸能人や政治家などならまだしも、そうではない“一般人”さえも“書き込み”に怯えている人たちがいる。「顔」や「名」を表わさない“執拗な書き込み”は見えないだけに「悪霊」に憑りつかれたのと同じ“霊界”へと手招きしているのだ。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む