またしても日本人が襲われた。昨日発生したダッカでの集団テロ事件で、狙われたレストランで食事していた8人のうち7人が犠牲となった。日本人以外ではイタリア人が多く9名が犠牲となっている。他にも、多分4名の外国人が犠牲となった。「イスラム国=IS」が犯行声明を出しているので、彼らに通ずるテロリスト7名(うち6名射殺)が実行犯であることは間違いない。最近、頻発しているこの種の事件は、いずれも「IS」のシンパともいうべき若者たちが起こしていて、ISのメンバーなのかは微妙である。けれども彼らも“実質的なISの戦闘員”であることに変わりはない。そして、こういう“外からの支援者や実働部隊”は見極めるのが大変に難しい。特に元々イスラム教徒の多い国や地域では、何をもとに摘発すべきか、その判別が容易ではない。日本の場合はイスラム教徒が少ないので、或る程度までは包囲できるのだが…。もちろん、イスラム教徒=テロリストではないから、一般の穏やかなイスラム教徒にとっては“迷惑な話”に違いない。但し、全く関係ないかというと、そうではない。今回の事件でも、外国人であっても「イスラム教徒」は“犠牲者”から除外している。どうやって見分けるのかというと『コーラン』の一節を暗唱できるかどうかだ。熱心なイスラム教徒であれば、必ず暗唱できる一節で見分けているのだ。この方法は、確かチュニジアでもテロリストによって試された。つまり、イスラム教徒であるなしに関わらず、もし『コーラン』を重要な一節を身に着けていれば、テロリストの犠牲にはならない。したがって、今後イスラム教徒の多い外国へ滞在する人たちは、イスラム教徒にとって“重要な一節”を抜き出してもらい、暗唱する癖をつけて、いざという時に備えたうえで出国すれば良い、ということになる。それしか逃れる術がないのだ。
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