「月」に行って生活するとか「火星」に移住して生活するとか、SF的な要素の強い“未来物語”のために労力や財産を使っている人たちがいる。その一方で、古代の探索に能力や財力をつぎ込んでいる人たちもいる。先日、エジプト考古省から新たなる遺跡の発見が公表された。近年、地味ではあるが、エジプトでは次々と新しい遺跡が発掘されている。あまり大きなニュースにならないのは「新たな王墓」ではないからだ。今回も、王墓ではないが王の側近として仕えた「高位聖職者の墓」であることは確実だった。古代エジプトの第5王朝第3代ネフェリルカラー王(4400年以上前)に仕えた聖職者である。これまでに発掘された墓と違うのは、大変に保存状態が良く、24体の彫像も傷ついたり、ひび割れたりしていないことだ。内部のレリーフも当時のまま彩色が遺されている。エジプトでは最近、発見が続いていて、11月にも6000年前の石棺が発見されたばかりだ。6000年前とか、4400年前とか言えば、日本ではまだ縄文式土器がつくられていた時代で、古代文明と言えるほどの生活様式にはなっていない。ところが古代エジプトでは、既に今日の日本とさして変わらないような生活が始まっていたのだ。例えば、王家の子供たちは学校で厳しく指導されて文字を覚え、ゲームに熱中した。王家の女性達はアイシャドウを塗り、耳にピアスを着け、指先には金のネイル、首にはネックレスを巻いた。透き通るドレスを纏い、舞台の歌や踊りを見ながら、ビールやワインを飲んだ。なんという“優雅な生活”であったことか。しかも、古代エジプトでは既に“同性愛が盛んだった”という衝撃的な報告もある。「今の若い者たちは…」という表現は、古代エジプトの次の時代、古代ギリシャの物語の中で登場している。結局、人というのは何千年前でも、おそらく何千年後でも、基本的には変わらないのだ。時代が進んだからといって“悩み”が無くなるわけではない。そういう点から言えば、古代エジプトは3000年間にわたって続いた驚異の王朝である。一時的には他国の王に支配された時期もあるが、その間もずっと“同じ文明様式”を維持した。太陽を主神とし、八百万の神々を祀る点でも日本とは共通性が多い。繁栄に満ちた長寿国を目指すなら、古代エジプト王国に学ぶのが一番なのだ。
マスコミ報道を受け、降谷建志氏が妻MEGUMI氏のと別居、及び離婚の報道を“その通り”と肯定した。彼の言葉によれば、今年の1月から別居していて、今後、離婚していくことも事実であると 続きを読む
こういう事件を書くのは気が重い。けれども現在進行形でまだまだ自殺者数が増えそうなので、日本でも「起こりかねない事件」として知っておく必要があるだろう。カルト教団による「集団自殺事件 続きを読む
缶コーヒーのCMを見過ぎたせいか、どうも日本には「在日宇宙人」が居るとか、居ないとか……その調査をするというわけではないのだろうが、昨日、来日中のサルシマン米宇宙軍作戦部長が、日本 続きを読む
天文学上のことは専門家でもなければなかなか本当のところはわからない。その専門家の研究で、どうやら我々の太陽系において「第9番惑星」が存在するらしいことが確実視されつつある。その研究 続きを読む
いまアメリカで徐々に増えているものの一つに「ほとんどホームレス」の車中生活者たちがいる。とくに多いのは“アメリカ全土の三分の一”のホームレスの人たちが暮らしていると言われるカリフォ 続きを読む
岸田政権は支持率そのものはあまり良くないが、さまざまな新しい法律や仕組みを作っていくスピードはなかなかに速く実効性がある。何しろ、いまは「世界全体」の“動き”が速く、次々と変わって 続きを読む
わたしの暮らす北海道は当然のことながら「秋」が早い。だから、もう朝晩になると冷気が忍び寄ってくる。それもそのはず暦の上では「秋分」が明日ではないか。今年は比較的気温が高く、札幌でも 続きを読む
インドにはいろいろな人がいる。この女児もそういう一人かも知れない。インド北西部の街で9月17日に生まれた26本の手足の指を持つ女児だ。通常、われわれの指は手足合わせて20本だ。それ 続きを読む
いま千歳市が熱い。基準地価が急騰しているのだ。今年の春、ラピダスの半導体工場が千歳市に誘致されることが本決まりとなって、一気に千歳市とその周辺が注目を浴びるようになった。何しろ、そ 続きを読む
「世の中」を公平だと思っているような人は、おそらくいないだろう。大昔から人々は「不公平」だと思っていた。だからこそ「運命」という言葉が生まれ「宿命」という言葉が生まれたのだ。生まれ 続きを読む