「フィリピン」という国家はアジアでは珍しく、そのほとんどがキリスト教徒である。ところが、そのキリスト教国で“強権政治”を発動しているのが「現代のヒトラー」を自認するドゥテルテ大統領だ。“麻薬撲滅運動”のためなら手段を択ばない。容疑者は“その場で殺して良い”という指示を与えているのだから、欧米の人権団体から問題視されるのも無理はない。ところが、ドゥテルテ氏自身もダバオ市長時代に“容疑者を毎日射殺した”とビジネスマン向けの公演で語り始めた。警官たちに対して「私に出来て君たちに出来ないはずがない」と大型バイクを乗り回し、犯罪多発地域の深夜のケンカを見つけては容疑者たちを容赦なく殺害したという。単に命令を下しただけでなく、自ら銃口を向けていたのだ。その市長時代の手法をそのまま用いているのが、現在の“麻薬撲滅作戦”なのだ。けれども“一つの市”を取り締まるのと“一つの国”を取り締まるのとでは訳が違う。現在、あまりにも取り締まりが強引に過ぎてフィリピンの刑務所はどこも超過密状態にある。司法手続きを踏まない殺害が暗黙の了解を得ている状態となっている。ところが、そういう状態を分かっているのに、国民の大多数がドゥテルテ大統領を支持しているのだ。キリスト教徒たちは何故か“現代のヒトラー”を支持しているのである。ここが解らない。現在、世界は「ポピュリズム(大衆迎合主義)」と呼ばれる指導者たちが支持を集めている。国民の“願望”や“不安”や“恐れ”を利用する政治手法の指導者たちだ。正にドゥテルテ氏のやり方はそれなのだが、それにしても「殺人者」が大統領というのは、やがて“恐れていた事態”が生じなければよいが…と思うばかりである。
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