アメリカで、一つの「アート」が問題になっている。女優でコメディアンでもあるキャシー・グリフィン氏が、“性的表現”を得意とするカメラマンのタイラー・シールズ氏の求めに応じて、人形の頭部をわしづかみにしている写真を掲載した。ただの人形ではない。トランプ大統領の人形頭部なのだ。彼女の“アート写真”にはメッセージが添えられている。「トランプ大統領の発言は暴力を誘発する。キャシーも同じことをしたのか」これは、カメラマン・シールズ氏が写真に添えた言葉(キャッチ・コピー)だ。この人形頭部は、この撮影のため製作されたもので、首を切られた形で、顔面血だらけの形相でリアルに作られている。その頭部、髪をわしづかみにして自分の顔に並べるような意図のもと、グリフィン氏が真正面をにらみつけている。どうしても思い出す二つの映像がある。その一つは、かつてイラクでフセイン大統領の銅像が庶民たちに踏みつぶされ破壊されていく姿。もう一つは、イスラム国で、捕まった人質たちが“断首される”直前の映像。この二つの映像が、重なり合うような形で私たちに蘇る。けっして気持ちの良いアートではない。実際、私と同じような印象を持った人達がアメリカにも多かったようだ。避難が続出し、グリフィン氏は謝罪コメントを出した。だが、シールズ氏の方は「称賛も拒絶も理解している」と意に介さない。確かに「アートな表現」であることは間違いがない。ただ、現実が「アート」を超えてきている時代、あまりにも過激な表現は、ブラック・ユーモアと笑って過ごすには少し無理がありそうな気がする。
ここ3年ほど似たような数値が続いているという。小・中・高など公立の学校教職員で“精神疾患により休職中”の人達が7000名を超えているニュースだ。文科省の調査に基づくものだから間違い 続きを読む
今日は12月22日ー冬至ーの日だ。「カボチャを食べる日」ではない。もちろん、一年の内でもっとも“日照時間の短い日”だ。逆な言い方をすれば「暗い夜の長い日」ということになる。当然のこ 続きを読む
商品価格というものは、どこで“違いを感じる”ものなのか、時々わからなくなる。久しぶりにインテリア製品の売り場へと出掛けてみた。すると、むかし極端に高かったものが、いまは「こんな価格 続きを読む
いま想い起せば、そういう報道があったかもしれない……という程度の記憶しかないのが、前JOC会長である山下泰裕氏(過去に柔道でオリンピック“五つの金メダル”獲得)の事故による頸随損傷 続きを読む
徐々にではあるが奇妙なことが起こり始めている。わが「日本」が欧米諸国に徐々に近づき、その一方で「中国」が“過去の日本”に徐々に近づいている……という現象だ。これは政治とか防衛とかの 続きを読む
人間は誰でも、なかなか“これまでの自分のすべて”を棄て去るということが出来ない。もろもろのしがらみがそうさせることもあるし、これまでに築き上げてきたものを“失う怖さ”が引き止めるこ 続きを読む
昔のおとぎ話に「ここ掘れワンワン」というのがあるが、どうも“この話”にも、それに近い怪しさがある。わたしは知らないが「ナオキマンの都市伝説ワイドショー」という番組があるのだそうな。 続きを読む
ここ何年か、急速にブームとなったのが「高級サウナ」「個室サウナ」と呼ばれるものだ。その個室サウナのビルで火災が起こり、3階の個室を利用していた男女二人が倒れたまま救急搬送され、その 続きを読む
2年連続で“新婚夫婦”が「100万組を下回った」という韓国の報道が気になった。なぜなら日本と韓国とでは、その人口が半分以下なのだ。その半分以下の韓国で、日本よりも“婚姻数”が多くな 続きを読む
アメリカのビジネス誌がこのほど示したランキングによれば、わが「日本」は世界で“6番目”に強い国なのだそうだ。とても、そんなふうには思えないが、その“強い国”の基準が、われわれの考え 続きを読む