アメリカで、一つの「アート」が問題になっている。女優でコメディアンでもあるキャシー・グリフィン氏が、“性的表現”を得意とするカメラマンのタイラー・シールズ氏の求めに応じて、人形の頭部をわしづかみにしている写真を掲載した。ただの人形ではない。トランプ大統領の人形頭部なのだ。彼女の“アート写真”にはメッセージが添えられている。「トランプ大統領の発言は暴力を誘発する。キャシーも同じことをしたのか」これは、カメラマン・シールズ氏が写真に添えた言葉(キャッチ・コピー)だ。この人形頭部は、この撮影のため製作されたもので、首を切られた形で、顔面血だらけの形相でリアルに作られている。その頭部、髪をわしづかみにして自分の顔に並べるような意図のもと、グリフィン氏が真正面をにらみつけている。どうしても思い出す二つの映像がある。その一つは、かつてイラクでフセイン大統領の銅像が庶民たちに踏みつぶされ破壊されていく姿。もう一つは、イスラム国で、捕まった人質たちが“断首される”直前の映像。この二つの映像が、重なり合うような形で私たちに蘇る。けっして気持ちの良いアートではない。実際、私と同じような印象を持った人達がアメリカにも多かったようだ。避難が続出し、グリフィン氏は謝罪コメントを出した。だが、シールズ氏の方は「称賛も拒絶も理解している」と意に介さない。確かに「アートな表現」であることは間違いがない。ただ、現実が「アート」を超えてきている時代、あまりにも過激な表現は、ブラック・ユーモアと笑って過ごすには少し無理がありそうな気がする。
30年ぶりに再ブレークしつつある女優……という形で取り上げられていたのが安達祐実氏だ。確かに30年前、子供ながら「同情するなら金をくれ‼」というセリフは俄然ブームを巻き起こし「流行 続きを読む
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なにやら物騒な予言が“独り歩きをしている”ようだ。漫画家のたつき諒氏による「2025年7月5日に大災害が起こる」という予言だ。都市伝説として、たつき諒氏には過去の東日本大震災の予言 続きを読む
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私などはどうしても昔の名前である「桂三枝」と言いたくなるのだが、もう6代目「桂文枝」を襲名して13年も経っている。それなのに、未だに「三枝」と言いたくなるのは、妙に、その名と本人の 続きを読む
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む