今日11月24日、横浜で来日中のフィリピンのソル・ダウレ弁護士が講演する。その内容はかなり深刻だ。現フィリピン大統領であるドゥテルテ氏の「麻薬戦争」がおかしな方向へと進み始めていて、政府にとって都合の悪い農民たちが「理由なく殺され始めている」というものだ。そして、そのフィリピン政府の軍隊に資金援助している日本に、考え直してほしいという訴えなのだ。確かに、最近のドゥテルテ大統領は少し変だ。つい最近も“公共の場”において「電子タバコ」を喫煙した者は“現行犯逮捕する”という制度を、大統領令によって急きょ制定した。電子タバコのどこがいけないのか知らないが、そこは豪腕で強行していく。それよりも怖いのは「麻薬戦争」の名のもとに、麻薬の製造者も、密売人も、所有者も、その関係者も、有無を言わせず“殺害する”という手法だ。ソル・ダウレ弁護士によると「反論の機会さえ与えられず殺される」「無実であっても“怪しければ”殺される」という徹底ぶりのようだ。しかも、それは「農民が圧倒的に多い」という事実がある。どうして、農民が多いのかというと、農民の多くが“政府”に対して不満を持っているからだ。フィリピンは大昔スペインの植民地だった。その当時に施行された制度の一つ「大土地所有制」というのがあって、それがいまだに尾を引いている。多くの農民は5割以上の“年貢”を納めなければならない。歴代の大統領が、この制度を改善すると約束して当選するのだが、なしくずしに続いているらしい。実は、今回の来日も、本当はサトウキビ労働者の組合を率いるロザンデ事務局長と一緒に来るはずだったのだが、彼は直前に逮捕されてしまった。武器不法所持による逮捕のやり方は、最初に軍関係者が来て本人を調査し、その後警察が着て家宅捜索する、そうすると室内から銃が出てくる。本当かどうか知らないが、軍関係者が来た時、室内に“銃”を隠していくという。手品のような手法を用いるのだ。したがって、歯向かってきた人物は誰でも逮捕できる。ドゥテルテ大統領が就任した時、フィリピンの国民の多くは「麻薬撲滅」のスローガンに賛同した。けれども、いつの間にか、その銃口は“歯向かう者”に向けられるよう変わった。独裁者が国を支配する時、無実の「血」があちこちで飛び交うのだ。
これは意外に“面白い展開”になって来たのかもしれない、という気が私にはする。フジ・メディア・ホールディングスの“株価の行方”と、SBIホールディングスの会長である北尾吉孝氏による「 続きを読む
火山噴火に「埋もれた街」として有名なポンペイの噴火前後の様子について、地道な調査隊の研究報告が学術誌に公表された。それによると西暦79年ベズビオス山の大噴火は一挙に襲ってきたものら 続きを読む
どうも近年におけるUFO関連事件は、怪しいケースが多い。この事件も、なんとなくホンモノっぽい部分もあるが、なんとなくイカサマっぽい部分もある。コロンビアの首都ボゴタの近郊で今年3月 続きを読む
昨年末からの「中居問題」で窮地に陥ったフジ・メディア・ホールディングスの決算が公表された。この企業は、いろいろな意味で不可解であり、不透明だ。新たな取締役会では外資による「株主提案 続きを読む
記録にはさまざまな記録がある。派手で華やかな記録もあれば、地味で忘れられがちな記録もある。昨日、日本のプロ野球で、二つの“地味で偉大な記録”が誕生した。その一つは中日の涌井投手で「 続きを読む
元サッカー女子日本代表でタレントの丸山桂里奈氏がTV番組で「夜中に急に不安になって…」ネットショッピングで“防災グッズ”を大量に購入したという。なんと、その金額が150万円に達した 続きを読む
やっぱりトランプ大統領というのは、大統領である以前に「不動産王」として「商人」として巨富を生み出した人物であることを、改めて感じさせる。とても諸国のトップが政治家として掛け合っても 続きを読む
ときどき興味深い“忘れていた名前”が何かのニュースで報道されることがある。昨日、一時期、注目を集めていた不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛(60歳)が覚せい剤所持の 続きを読む
もう何年前だったか忘れてしまったが、現在、大リーグの佐々木朗希投手に関して、その生年月日からは「輝かしい成功が視えない」と記したことがある。だれでも、運命学的にというか、先天的にと 続きを読む
女性には十代半ば、或いは後半くらいから、急に「華やかな世界」で脚光を浴びる人……というのが居る。俗にいう“舞台顔の人”が、それだ。舞台顔というのは、舞台に立てば目立って“見栄えがす 続きを読む