「逆説ニッポンの未来」という特集タイトルに惹かれて、久しぶりに雑誌『SPA』を購入した。40代会社員男性たちのアンケート調査が記載されている。都市部における本格的な調査で、現在の日本のサラリーマンの実態が垣間見える。40代“どんづまり”を感じる一番の原因として、“給料が上がらない”“仕事がつまらない”“仕事の目標がない”“小遣いが足りない”“思うように貯金が出来ない”などの本音が並ぶ。これだけ見ていても、押し流されるように仕事を続けているサラリーマンの現状が浮かぶ。つまり、活き活きと仕事に励んでいる雰囲気がない。それでいて“自棄になっている”風でもない。真面目に働き続けているのだ。だから、仕事上の「目標」が見えず、経済的にも時間的にも余裕を持てないことが「活力」を失わせているのだ。それ以外にも、私が気になった回答として、“老後が不安”“出世コースから外れてしまった”“自分ひとりの時間がない”“身体的劣化が著しい”“妻子と過ごす時間が少ない”“健康に不安を抱えている”等があった。とにかく全体に活き活きとしていないのだ。憂鬱感が漂っている。どうしてなのだろう。私が思うに、一つには周りに「情報」が溢れすぎているからだ。嫌でもさまざまな“情報”が飛び込んでくる。別に知らなくても良い情報が次々と飛び込んでくる。それが無意識に“自分の姿”を浮かび上がらせ、不安感と焦燥感をあおっていく。私は自分が40代の時に“老後”のことなど全く考えなかった。“貯蓄”の無いことなど全く気にならなかった。“健康”のことなど全く気にならなかった。今にして思えば、なんて“のほほん”と生きていたことか。けれども、そういうことはハッキリ言って気にしても仕方の無いことばかりである。気にしても仕方の無いことは“気にしない”に限るのだ。ただ昔と違って、今は嫌でも“情報”が入ってくる。だから、みんな“気にして”しまうのだ。この調査によると「平日のランチにいくらかけますか?」という問いに対して、最も多かった回答が“500~600円程度”であり、次が“300円~400円程度”である。日本の40代男性たちといえば、或る意味で“日本を支えている世代”ではないか。それが500円前後の食費しか出せないのは、やはり収入に問題がある。日本はいつの間にか“活力の出るもの”を食べられない“質素な国”に変わりつつある。そういう意味でも「カジノ」を誘致して、外国人を大いに遊ばせ、豊かな活き活きとした日本を蘇らせることが、現実的な解決策と言えるだろう。
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