「七星組」というグループで全国を回っていたらしい。もちろんアイドルグループなどではなくて、3歳や5歳の子供を使った“いかがわしい神霊予言”グループだ。けれども、元々が“占い大好き”な北朝鮮国民にとって、それは既存の占いよりも謎めいていて、可愛らしくもあり、しだいに評判となっていった。人気が出なければ良かったのだが、密かな人気が出て多くの人々に知られる存在となり、何者かに通報されてしまい御用となった。スナム市場の傍にある広場では“神霊予言”を行っていた子供達の親3名に対して「公開裁判」が行われた。被告3名のうち2名に「死刑判決」が下された。罪状は「迷信行為」だ。刑法256条には「金品を受け取っての迷信行為は1年以下の懲役に処す」とある。ん?「1年以下?」違うではないか。けれども、北朝鮮の法律にはどれも“抜け道”としての「例外規定」が設けられてあり、どのような犯罪であろうと最終的には「死刑」に出来る。その例外規定に引っ掛けられたのだ。こうして二人は大勢の群衆の目の前で銃殺された。「神がのりうつった」とされていた幼い子供達の眼にも、その様子は眼に焼き付かせる。成長して後、占いや呪術を行わないようするための見せしめなのだ。こうすることで北朝鮮では“社会秩序の維持”を保とうとしている。一時期、人権団体からの“批判”等を意識したのか、公開処刑は封印されていた。ところが今年に入って矢継ぎ早に、再び公開裁判と公開処刑を頻繁に実施している。特に「薬物の密売」に関しては中国の地下組織とつながっているという噂があり、例外なく公開処刑だ。北朝鮮の場合は“集中射撃方式”での銃殺刑だ。多数の兵士たちがいっせいに処刑者目掛けて射撃する。こうすると身体は分散して砕け飛ぶ。いっそうの恐怖を群集に与えることになる。ただ「薬物」というのは何となく解かるが「占い・予言」は違うのではないか、と思うかもしれない。そうではないのだ。これは国家や金正恩体制への“占い・予言”につながる可能性もあり、社会秩序の維持という点からは見逃せない犯罪となる。総じて共産圏や独裁政治を行っている国では「占い・予言」は“犯罪”として処罰の対象となる。さしずめ私など生きてこれなかったことだろう。日本に生れて本当に良かった。
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歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む