確かに、その人は美しい。とても50歳には見えない。「美のカリスマ」と呼ばれる。本人も「肌の美しい人を見ると、つい傍に行って話しかけてしまう」とおっしゃる。確かに“美”へのこだわりが強いようだ。君島十和子…化粧品ブランドのオーナーである。昔はモデルや女優として活躍した。そして何より世間を騒がせたのは遺産相続でもめた君島明氏との結婚。かなりのバッシングも浴びた。そのせいでもないだろうが、この人、どうも“刺激を欲するマゾ体質”のようである。何しろ、毎日50度の熱湯風呂に40分もつかるというのだ。火傷してしまうではないか。私の母親など“熱湯風呂”で全身火傷で亡くなった。だから私には“熱湯風呂”は狂気に思える。寿司にもわさびを追加して食べるとか、強烈な痛みを伴う“足裏マッサージ”を平然と受けるとか、どう見ても“痛み・苦しみ”を快感に感じる“マゾ体質”であるとしか思えない。そういえば“美を追い求める人たち”というのは、最終的に“マゾ体質”でなければ弾かれていく、ということに気が付く。必ず、何らかの形で自分の身体に負荷をかける。そうしていかないと“理想的な美”に到達しない。つまり、日常において“楽な生活”を送っていては“理想の美”は手に入れられないわけだ。“辛い苦しみ”の後で“理想の美”がやって来る。ダイエットも同じことだ。結局“究極の美”は、苦しみや痛みを我慢し続ける“マゾ体質”でなければ達成できないのだ。なるほど。つまり、或る程度の年齢に達しながら“美”を保っている女性達というのは、基本的に苦しみ・痛みを我慢する“マゾ体質”…う~ん、どうも表現が良くないな、自分に厳しい“ストイックな体質”と改めよう…それなのだ。う~ん、でも、これだと、ちょっと格好つけすぎ?
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