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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


結局「米国ファースト」は「米国最悪」だった⁉


「自分だけ…」というような想いで始めたことはだいたいが上手くいかない。トランプ大統領が始めた“関税ごっこ”は「米国ファースト」が、その根底にある。つまり、アメリカがいちばん良くなる。アメリカが良くなっていけば、他はどうでもいい。この「自分だけは…」の発想は、だいたいが上手くいかない。トランプ氏自身は「これまでが不公平だった」という言い方をする。過去の“経過”とか“積み重ね”とか、そういうことはどうでもいい。とりあえず「現状を見ろ‼」という言い方だ。ところが、現状がこうなっているのには、それなりの理由がある。それを100%無視してかかると、だいたいが“大きなしっぺ返し”を食らう。彼は“過去の歴史に学ぶ”ということを根本的にしない。そこが弱点なのだ。事実、彼が“関税ごっこ”を宣言してから、途端にダウもナスダックも急ブレーキがかかって、下落の一方だ。この分で行くと相当な暴落になる。もちろん、彼の“関税ごっこ”だけでアメリカ経済にブレーキが掛かったのではない。前にも書いたように、土台がアメリカの株価は少しPERが高すぎて“危険な状態”にあった。だから、たまたまその“調整期”にぶつかったと言うことも出来る。ただ自国が“潤うため”に掲げた政策が、予想以上に大きな反応を引き起こし、しかも自国経済の発展を阻害する方向へと動き始めている。日本に対しても、彼は「われわれは日本を守るが、日本はわれわれを守らない、不公平だ」と前から言っている。これは違う。彼は“守りの本質”を勘違いしている。アメリカ軍は、日本各地に基地を持っている。そのこと自体が“日本が基地を提供して”アメリカ本土を守っている証で、これらが無くなれば、アメリカの太平洋における“前線基地の重要な部分”は失われてしまうわけで、ロシアに対しても、中国に対しても、北朝鮮に対しても、睨みを利かせて居られるのは、日本の国土内にアメリカ軍の舞台が駐屯しているからなのだ。だから、そういう意味で言うなら、日本はアメリカに無償で“土地を貸している”わけで、それこそ不公平ではないか。だから、アメリカが日本を守るのは、むしろ前線基地として当然のことなのだ。中でも北朝鮮からの脅威を和らげているのは、日本各地にアメリカ軍が居ていつでも応戦できる体制を整えているからだ。ともかく「みんなで助け合って」の精神がなければ、今の世界は成り立たない。“関税ごっこ”など直ちに止めないと、アメリカ経済が低迷し、ひいては世界経済が打撃を受ける。
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