平昌五輪に出場する選手枠に一人の興味深い人物が滑り込んだ。スキー男子エアリアルで五輪代表を射止めた田原直哉選手(36歳)である。実は、彼は元々スキーの選手ではなかった。8歳から体操を始めて2004年のアテネ五輪に“体操選手”として出場予定だった人物だ。けれども彼は、その選考会において普段の能力を発揮できず選考から漏れてしまった。北京五輪へと気持ちを切り替えようとしていた矢先、今度は右肩に激痛が走り手術しなければならなくなった。五輪どころではなくなったのである。絶望的な状態の中で、たまたまトリノ五輪の“エアリアル映像”を見る。その時「これなら今の自分にも出来るかもしれない」と思い立つ。その気持ちを家族に伝えたが、もはや五輪出場などはあきらめ、普通に働くべきだと逆に諭された。当然と言えば当然だった。けれども、彼はあきらめなかった。民宿で住み込みのアルバイト等で働きながら、密かにスキー選手への転向を始めたのだ。そして地道な努力の末、徐々に頭角を現していった。体操で落選から13年、ついに彼は五輪代表の座を射止めたのだ。このストーリーは「夢の実現」というものの、大きなヒントをわれわれに与えてくれる。多くの人は、一つの「夢」や「目的」に向かって生活していったとき、その途中で“何かに躓く”と、その時点で万事休すと捉えがちである。けれども、粘り強い人は一つや二つの障害やアクシデントでは決してあきらめない。まず、そのことが重要である。但し、実は粘り強い人は結構いるのだ。けれども、粘り強ければ成功できるのかというと、そうとは限らない。むしろ、何度チャレンジしても失敗してしまうケースの方が多いのだ。ここが重要なのだ。実は、何度も失敗する人というのは、同じ方法でチャレンジしているケースが多い。けれども、何度目かで成功する人というのは、チャレンジ方法を変えている場合が圧倒的に多いのだ。彼の場合でも、もし“体操競技”にこだわっていたのなら、おそらく失敗したであろう。彼は右肩を酷使しなくてもチャレンジ可能な競技へと“方向転換”した。これが、結果的に“夢の実現”を成功させた一番のポイントだ。こだわりを捨てると、幸運の女神は“手を貸してくれる”ものなのだ。
現行の「戸籍法」が改正される。いちばんの驚きは「改名せざるを得ない人達」が大量に出てくる可能性があることだ。なぜなら、これから出生する人だけではなく、これまで戸籍を届けているわれわ 続きを読む
数年前「チャラ男芸人」としてブレイクした兼近大樹氏が窮地に立っている。フィリピンで捕まった“連続強盗事件の首謀者”として日本に強制送還されることになった渡辺優樹容疑者と十年以上前“ 続きを読む
昨日1月31日で東京新宿の「東急百貨店」や北海道帯広の「藤丸百貨店」が閉店した。東急の方は55年の歴史に幕を下ろし、藤丸の方は122年の歴史の幕を下ろした。東急百貨店については多く 続きを読む
どちらも情熱家である。そして行動力もある。自分の主張を曲げることはない。その“お二人”が「老害」論争で火花を散らす。見どころ満載で注目すべき一戦だ。いつ「決戦の日」が行われるのか知 続きを読む
日本の初期ミステリー文学の巨匠として誰もが知っている「江戸川乱歩」その彼の資料館として知られていた場所の一つが2021年10月に火災に遭って休館となっている「江戸川乱歩館~鳥羽みな 続きを読む
インドネシアのボルネオ島といえば何となく“野生動物”等がたくさん生息しているような印象を与える。あくまでもなんとなくだが“手付かずの自然遺産”のような所があちこちに点在していそうな 続きを読む
20代の男女1000名を対象とした最新の調査で、昨年の同じに金融機関が行った調査よりも“金銭感覚”が大きく上昇している傾向が読み取れると記されていた。つまり20代の人たちが、実感と 続きを読む
どうやら「マスク」の着用義務は“個人の判断”として撤廃されるようだ。その方が良い。正直、私は「マスク」が嫌いだった。だから、いつになったら撤廃されるのかと心待ちにしていた。まあ、今 続きを読む
日頃は“意見の一致”を見ない自民党と立憲民主党だが、1月24日の会談では珍しく意見が一致したとされている。昨年の参議院選でNHK党から立候補し初当選した「ガーシー参議院議員への懲罰 続きを読む
わたし自身は“他人の評価”というものをあまり信用していないので「口コミ」というものをほとんど見ないが、世の中の多くの人は「口コミ」を異様なほど信用したがる。したがって、そういう人間 続きを読む