時々思うのだ。確かに“未来社会”は便利だ。そして先進技術や医療は素晴らしい。確かにそうなのだが、何かが引っ掛かる。例えば8月31日からロンドンの高級デパートで売り出した「ジェットスーツ」だ。これを着ることで、人は自由に空を飛ぶことが出来る。決して未来の話ではない。実際に、今年から“売り出されている”のだ。既に購入者もいる。いくらなのかと言えば一着5000万円だ。えっ5000円じゃないの。そりゃそうだよ。空のあちこちにジェットスーツを着た地球人が右往左往しているなんて、なぜかいただけない。空飛ぶ「スーパーマン」は一人だから良かったんだよ。エンジンを着けて飛ぶんじゃない。背中にマントを翻して飛ぶからスゴイのさ。そう言えば無人型移動販売車が出来るのって知ってるかい。これはワンボックスカーに似てるけど完全自動運転で新鮮な野菜や果物、それにお菓子など届けてくれるんだ。この秋からカリフォルニア州でテスト販売に踏み切るらしいよ。確かに大雨や大雪の日に、玄関先までやって来てくれる無人の移動販売車は魅力かな。何をどう買おうと変な眼で見られることもないしね。店員さんでいるんだよ。無意識なんだろうけど「そんなもの買うんですか」って眼で見ながらレジを打つ人がさ。あれは嫌だよね。何を買おうが、こっちの勝手じゃないかって、思うんだ。そういう時には、やっぱり無人移動販売が最高だよ。ただね、何も話すことなく食べたいものが配達されるのも、それはそれでちょっと味気ないよね。結局、人は勝手なんだよ。便利にはなってほしいけど、でも、やっぱり何でも“自動”とか“無人”とかが続くと、それはそれで“つまらない”ものなのさ。めんどうだとか、やっかいだとか、しょうがないなあとか…そういう悪態をつきながら、それでも相手の顔を見て、話して、笑って、泣いて、怒って…結局、そういうの嫌いじゃないんだよ。確かにロボットは“癒しの言葉”を毎日かけてくれるよ。でも、しょせんはロボットだからね。時々、殴りつけてやりたくなるんだ。どうしていつも“優しい言葉”ばかりなんだって、哀しくなるのさ。時には“しっかりしろ”とか、“バカ野郎”とか、“お前が悪いんだろう”とか、?りつけてくれるロボットじゃなく、やっぱり人間が良いんだ。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む