“どちらも必死”だったには違いない。けれども、だからといってやって良いことと悪いことがある。制止しようとしていた警察官の背後に回って、装着している拳銃を抜き取る行為はどう考えたって異常である。“普通の女”が行う行為ではない。したがって逮捕されたのは当然である。そういう女たちであるから、児童相談所の方も、子供を守ろうと必死だったに違いない。しかも、子供を取り返しに来たのは母親だけではなく、2人の子供達を含めた5人組だった。押し問答となり、児相の方はすぐ「子供の保護に納得しない関係者が来て暴れている」と警察に通報、駆け付けた茨城県警水戸署の警察官2人が双方の間に割って入ろうとしていた矢先であった。さいわい拳銃をすぐ取り戻せたから良かったものの、もし取り戻せなければ大変な事態になる可能性もあった。結局、日を改めて、取り返しに来ていた5人は“公務執行妨害”という形で昨日逮捕された。いくら「親」だといっても、状況によっては児童相談所で預かった子供を無理やり取り戻そうとする行為は“処罰の対象となる”という形を示したのだ。こういう事例を児童相談所と警察の“連携”によってつくることが出来たのは大変良いことだ。これまで何度か、似たような事例があっても結局「親」が取り戻すような形となるケースが多かった。その結果、その後の連絡が絶たれて、最終的に亡くなってしまった子供達もいる。もはや児童相談所は自主的に“子供を保護する”役目が求められている。ただ「親」の中には“危険な連中”もいる。だから児相の職員だけでは、奪い返しに来たような親たちを簡単には説得しきれない。どうしても警察との連携が必要なのだ。本当は最初から、児相対応の警察官を配置し、常日頃から細かく連絡を取り合う形を全国的に制度化した方が良い。警察官から拳銃を奪おうとするような母親は、自宅に戻ったら何をするかわからないではないか。妊娠・出産・子育てだけは、AIやロボットに任せきりには出来ない。スマホ世代は元々“人間としての対応”が苦手な中で大人になった人達が多い。急に泣き出す子供に対して、どう対応して良いかわからないのだ。わからないから、殴ってでも黙らせようとする。そうすると、もっと泣き出す。やがて、そういう子供から“逃げ出してしまう”のが、スマホ世代の母親なのだ。産まれてきたときには愛情をたっぷり注げても、徐々に面倒になり、徐々に怖くなって“逃げ出してしまう”母親たち。成長していく「子供」の“問いかける眼”が怖いからだ。
世の中は変わっていく。だから、その変化にわれわれも付いていかなければならない。それは頭で解かっているのだが、身体はなかなか付いていけない。ローソンが一部店舗で「完全無人の店舗」を展 続きを読む
実は英国では、2015年にも一度、この同じ法案が審議されたことがある。結局、その時にはまだ議会を通過しなかったようだ。ところが、現在は現首相も“賛成”しているようで、世の中の動きと 続きを読む
大昔から「中国」というのは欧米諸国と比べて“解りにくい国”だが、こと「未来への準備」という点では、何を考えているのか、ほんとうに掴みにくい。同じ日のニュースに、その一方では“中長期 続きを読む
最近は一週間に一度は“ボディビル関連”のニュースを目にする。どの業界でも“身体づくり”が大流行りだ。しかも、男性だけではなくて女性たちにも大流行りだ。もちろん健康法の一つとして“フ 続きを読む
誰でも“自分の両親”の「血」を受継いでいる。嫌でも受継いでいる。時には両親よりも“祖父母の遺伝子”の方が強く表に現れることもあるが、とにかく“家系”や“血統”を変えることはできない 続きを読む
犯罪捜査という点にかけては、日本よりもアメリカの方が圧倒的に進んでいるような印象を受ける。「日本」はどうしても“管轄地域”の問題や“持効性”の問題や“担当異動”の問題などあって、さ 続きを読む
ノーベル平和賞が「日本原水爆被害者団体協議会」という“難しい名称”の団体に贈られた。世界中で「核兵器のない世界」を訴えてきた功績のようである。日本人でもほとんどの人が良く知らない団 続きを読む
人間の“評価”というものは難しいものだが、世の中の“8割方の人たち”というのは“マスコミ”とか“口コミなどの世論”とか“自分以外の物差し”を使って、その人を評価しようとする。つまり 続きを読む
いまも続いている“ウクライナ”と“パレスチナ・ガザ地区”の紛争。こういう地政学的な紛争(戦争)は今後もそう簡単に無くなる気配はないが、それによって失われていく世界の“経済的損失”は 続きを読む
誰でも、自分の未来が“良いもの”であって欲しいと思う。それは万人に共通している。ただ、それが“万人にやって来るか”というと、それは違っていて、やって来る人もいれば、やって来ない人も 続きを読む