3月27日、一人の歌手が「45周年記念コンサート」を行った。彼女が事実上の“引退”に追い込まれて、もう25年以上が経過していた。コンサートでは自身が作詞作曲をしたという「ありがとうのかわりに」という新曲も披露していた。ファンは暖かい声援を送ったが、マスコミの多くは否定的な論調を崩していない。一時期、日本中を騒がせた“霊感商法”で脚光を浴びた「統一教会」。その「合同結婚式」に出席して後、人生が大きく変わった桜田淳子氏のコンサートだった。今年2月には新しいアルバムも出していて、その購入者特典として今回のコンサート“チケット優先申し込み”が付いていた。かつて「花の中三トリオ」と呼ばれた三人は、それぞれに違った人生を歩んでいる。森昌子氏は長らく結婚生活を送ったが、離婚し、その後、歌手として復活した。山口百恵氏は結婚後は引退したままである。おそらく桜田淳子氏は、自分が世間的には未だ許されていないことを意識し、コンサート後は無言でタクシーに乗り込んでいる。宗教の広告塔として活躍した芸能人は多い。事実上「広告塔」だった彼女は、その“重い十字架”を背負って生きていく。同じ日、インドから興味深いニュースが入った。ブランドシャールという町で、3月初めに不倫をして夫の元から青年と駆け落ちをし、彼の親戚でかくまわれていた女性が、夫の説得で我が家へと戻った。そうしたところが、村長や長老たちの意見で“姦通罪”として「百叩き」の刑に処せられることになってしまった。公衆の面前で夫から樹に吊るされ、革のベルトでムチ打たれ続ける。その様子は町の人達のスマホで撮影された。彼女は気を失い、引き下ろされた後、群衆たちによって性的暴行を加えられた。その後、病院に入院し、回復後に警察へと訴え出た。こうして、村長や夫などは捕まったが、群衆はまだ捕まっていない。人間の「罪」と「罰」とは何だろう。運命の「罪」と「罰」とは何だろう。
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わたしは以前から、人間をすべて“平等”に扱おうとすること自体に対して疑問を持っている。近年はコンプライアンスの浸透から「平等でなければならない」という考えがはびこっているが、ほんと 続きを読む
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不思議なことというのが、世の中にはよくある。その一つに「運気の共通性」というものがある。もっとも、これは私だけが言っていることで、他の誰かが言っていた言葉ではない。けれども、敏感な 続きを読む
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アフリカ中央部に位置する「コンゴ」という国は、われわれにとってはあまりなじみ深い国ではない。したがって、どうしても“遠い国の出来事”と考えがちだ。ただ昔、流行(⁉)したエイズなども 続きを読む
わたしは「運命」というものを扱う仕事をしている関係から、どうしても人生的に“波乱の多い人”や“人生遍歴の激しい人”に眼が行きがちなところがある。そういう点から言って、この人は“良い 続きを読む
韓国の尹大統領は3日、TV演説を行い「非常戒厳」を発動した。戦争の時などを想定している“大統領権限”だが、すべての政治活動が禁止され、メディアなども統制を受ける事態となる予定で、突 続きを読む
人の言葉には「幸運」を呼び込む力を持っている言葉と「悪運」を呼び込む力を持っている言葉とがある。特に、不運なことが重なって、落ち込みそうなとき、自らに“言い聞かせる”かのような前向 続きを読む
こういうことを書いて良いかどうか、ちょっと迷った。だが、彼の言うことをまともに受け止めてしまう方がおられるかもしれないので、書いておくことにした。経済評論家で、このところ矢継ぎ早に 続きを読む