北朝鮮中央通信が9月13日、韓国で出版されている書籍に対して痛烈な批判を行った。北朝鮮のマスコミが海外の民間人が執筆した書籍に対して批評・論評することは滅多にない。どんな本に対して批判したのかというと、いま韓国でベストセラーとなっている『反日種族主義』(イ・ヨンフン他6名の著)という本に対してだ。実は、この本は元々は日本と韓国どちらで出版すべきか、揺れていたという奇妙な経緯を持つ本だ。結果的に本国である韓国で先に出版され、おそらく年内には日本でも“日本語版”として出版される。国内では売れないのではないか…との予測もあったが、意外や意外、予想外の大ベストセラーとなりつつある。日本の場合にも、こういう時期であるから間違いなくマスコミが飛びつき、特に“若い人たち”が購入してベストセラーとなるだろう。それを見越したかのように、北朝鮮では「民族反逆行為としてのあってはならない売国的詭弁の書だ」と“怒り”だけはよくわかる感情的な批判を浴びせている。同じように韓国内でも、一部政治家などから似たような意味合いの痛烈な批判が浴びせられている。ただ元々この本は学者・研究者たち6名が、歴史的な研究の成果として過去の記録・史料などの解説を行った講義内容をまとめたもので、代表であるイ・ヨンフン氏は元ソウル大学の教授である。彼らによれば、朝鮮半島の植民地統治下において「日本軍による土地やコメの略奪はなかった」「従軍慰安婦の強制連行はなかった」などと記されていて、これまでの韓国側主張とは大きく異なる。それだけに「韓国人著者による否定的内容の本を出版されてはかなわない」という嘆きが解からないではない。ただ予想に反して、この本はベストセラーになっている。最初はそんなに売れなかったのだが、一部政治家やマスコミが取り上げたことで、多くの人達が興味を抱いてしまったのだ。もちろん「売国親日派」という批判の嵐も巻き起こって入る。年内に日本でも発売されると思うが、日本の場合には“歴史教科書”的な意味づけで「推薦される本⁉」になる可能性もある。何しろ、日本人の多くは“過去に興味がない”というのが本音なのだ。どうしてそんなに韓国人や朝鮮人や中国人が“過去の出来事”にこだわっているのか、本当のところはよく解からないのだ。何しろ“和食”はさっぱりとしている。中華料理のような“こってり感”も、朝鮮料理のような“辛さ”も持ち合わせがない。「恨みっこなしよ」って、歌もあったなんて…古いねぇ。
オリンピックを「平和の祭典」というふうな表現をしていたのはいつだったろう。いや、今でもだろうか。まさか、もう誰もそんなことは信じない。いろいろな意味で、オリンピックは汚れてしまった 続きを読む
ときどき“ややこしいこと”をする人がいる。そしてそれが妙に注目を集めて、欧米においては“寵児”として人気者になったりするケースも多い。そういう人物の一人が「アヤ・ナカムラ」だ。果た 続きを読む
わたしは動物たちに関して詳しくないのでわからないが、犬は「飼い主」を求める性質を持ち、猫は「飼われた家」を求める性質を持つ、ということは知っている。つまり、どこまでも飼い主を捜し求 続きを読む
国家の“経済運営”に大きな役割を果たすのが中央銀行の「利上げ」と「利下げ」の決断だ。現在、その「利上げ・利下げ」の両方で、日本とアメリカ…それぞれに“決断の時”が訪れようとしている 続きを読む
近年、アスリートたちの“早熟化”が進んでいる。あらゆるスポーツの分野で、幼い頃からの“英才教育”とでもいうか、特別指導が行われていて、それが実を結んで、早くからその能力を存分に発揮 続きを読む
世間の9割方が、今回の米大統領選は「トランプで勝負あった」と見ていたのに、ここにきてバイデン現大統領が「撤退」を表明。現副大統領である「カマラ・ハリス女史を推す‼」と方針転換した、 続きを読む
“時代の変化”はどうしようもなく、やって来る。それは誰しもが経験することで、どの年齢の人たちもが、いずれは感じるようになる。問題は、その変化に“自分を合わせて”生きて行けるかだ。こ 続きを読む
異常気象というのは、時として思いもかけぬ「発見」をもたらす。ブラジル南部を襲ったのは記録的な豪雨だった。それによって多数の地域で洪水とか土砂崩れなどが起こったのだが、それによって視 続きを読む
その名前は確かに父親が日本人であることを物語っていた。ファビオ・トシロウ・キクオ氏(42歳)は、6年間交際した相手であるブルーナ・ビジャリーニさんとの結婚式を無事に終え、翌々日には 続きを読む
第171回目の直木賞が、一穂ミチ氏に決まったという。最初は同人誌でボーイズラブ小説を手掛けていて、それが編集者の眼に止まり、近年、一般小説に転向していった作家らしい。それは良いのだ 続きを読む