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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「アナログ世界」の方が「安心・安全」のような


最近は何でもデジタル化だが、それがかえって“手間取る”原因になったり、いったん故障した場合には、どうすることも出来ない状態となるなど、デジタル化の弊害が目立つ。投資家として知られるテスタ氏が「証券口座を乗っ取られる」という事件が起こった。彼はすぐに口座凍結して事なきを得たようだが、一時期の“振り込め詐欺”に続いて、富裕層を狙った“口座乗っ取り”という手法が蔓延してきそうで怖い。つくづくデジタル社会は怖いと思う。なにしろ、お金が数字で移動するだけで簡単に、あっち、こっち、へと動く。もちろん便利で良いと思う部分も多いので、一概にデジタル社会が悪いとは思わないが、最近は「二重暗証」などと面倒くさいことを言ってくる。テスタ氏の場合なども、その“二重暗証システム”を採用していて乗っ取られたらしいので、要するに、どんなにセキュリティーを強化しても、悪い奴らは“それ”を突破する。若い人たちの中には、財布を持ち歩かない人も多いと聴くが、わたしのような年代だと、とてもじゃないが“そういう気持ち”にはなれない。もちろん、カードを使えるところではそれを使うし、今では“セルフレジ”にも慣れたが、それでもやっぱりアナログで、対面で“お金”や“モノ”の受け渡しをする方が、わたしは好きだ。何となく、その方が「互いの信頼」という言葉が通用し続けられそうな気がする。まあ、そうは言いながらも、その一方でドルの信頼が揺らぎ、金やデジタルゴールドの価値が上がって、日本の暗号資産をリードする企業の株価が急騰すればいいと願うわたしは矛盾している。日本でも、わたしの幼い頃は、戸締りをするのは夜だけで、昼間は鍵など掛けず平気で出かけていたものだ。もしかすると、隣近所の人たちみんな“顔馴染み”で安心だったからなのかもしれない。商店だって、店主がときどき居なくなっていた。それでも、だれも、モノを盗むようなこともなく、店が荒らされるようなこともなかった。デジタル社会は、顔が見えない。そのことが人と人との繋がりを希薄にし、明らかな他人ばかりとなって、犯罪を助長する下敷きになっているとすれば、アナログ社会の大切さを改めて考えることも重要なのかもしれない。
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