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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「アメリカンドリーム」が崩れ去った“ふたり”


日本人が海外で活躍しているのを見るのは、とても快く頼もしい。近年、さまざまな分野で活躍の場を広げているが、実際には“「夢」破れて苦悩している日本人”も多いことを忘れてはならない。その代表例がアメリカ大リーグに“破格の待遇”で入団したカブスの鈴木誠也選手(29歳)と、レッドソックスの吉田正尚選手(30歳)だ。日本人だけでなく、アメリカで「夢」を実現することを「アメリカンドリーム」というが、実際には向こうに行ってほんとうの活躍をして初めて「達成された」と言えることになる。そういう意味でのアメリカンドリームの達成者は決して多くはない。野球選手に限って言えば、いまのところ大谷翔平選手やイチロー選手や松井秀喜選手や野茂英雄投手など7~8名に過ぎないのではないか。どのくらいの選手が大リーガーになったか知らないが、相当数いる。その中で「夢を実現できた」のはほんの一握りなのだ。カブスの鈴木誠也選手は2022年に「5年で100億円」という“破格の契約”で入団した。レッドソックスの吉田正尚選手は2023年に「5年で124億円」という“超破格の契約”で入団した。おそらく日本人の多くには、この“契約金の高さ”が十分にニュースとして伝わっていなかったように思う。もちろん、これらは大谷翔平選手のドジャーズとの契約金に比べれば、低いかもしれないが、通常の日本人選手たちの契約金に比較すれば“異常と言えるほど高い金額”なのだ。どうしてこんな高額になったのかと言えば、それはハッキリとしていて大谷選手の活躍があるからだ。つまり「日本人選手は打撃の方でも活躍できる」と再評価されたからだ。ところが、現段階での二人の活躍は、正直、その金額に見合っているとはいいがたい。鈴木選手は打率257・本塁打11・打点34という数字、吉田選手は打率266・本塁打2・打点16という数字なのだ。これではとてもチームの“主力”とは言い難い。日本なら、そういう主力でも通用するが、打高投低の大リーグでは相当打たないと主力として認められない。したがって、両選手とも球団側からは早くも「放出に動いている」とも伝えられる。厳しい状況なのだ。5年契約だが、おそらくアメリカ人はそんなに待てない。だが、ふたりとも放出を受け入れてくれる球団が現れそうもない。なんとか早急に“大活躍”で見直させるよう頑張るしかない。アメリカというところは、そういうところなのだ。
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