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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「インフレ」&「ウォン安」で韓国経済窮地⁉


われわれはともすれば自国のことだけに捉われがちである。今年に入っての“我が国”は、急速に“食品類などの一斉値上げ”が始まった。私はこのコラムでも前から言っていたことだが、いったん“値上げ”方向に舵が切られる場合、日本の場合には右倣えで“一斉値上げ”となる。これまで“値下げ”に慣れきっていた日本では、まだ始まったばかりでしかない“一斉値上げ”にうろたえている。ところが、インフレの加速は「日本」だけの問題ではない。とりわけ深刻なのは欧州だ。ドイツ、イタリア、スペイン、フランス……と、どこもエネルギー価格の急上昇に頭を悩ませている。とりわけドイツは深刻だ。ところが、もっと深刻に受け止めなければならない国がある。お隣の「韓国」だ。実は「円安」の陰に隠れて、あまり大きく報道されないが、ここに来て急速に「ウォン安」が進んでいるのだ。しかも、韓国が日本と異なるのは「利上げ」を行っていることだ。それも“2か月連続”で行っている。そうするとどうなるかというと、間違いなく物価が上昇するのだ。何もしなくても資源の高騰で“物価上昇中”なのに、政策金利を上げ続ければ、間違いなく市場は混乱し「インフレ」が加速する。しかも貿易赤字で急速なウォン安を伴っているので、日本以上に韓国経済は“危ない橋”を渡り始めている。まだまだ「ウォン安」は続きそうなので、物価は上がるけど貨幣価値は下がっていくという現象は加速しそうなのだ。しかも、どちらかといえば“世界の眼”は「円安」の方に向けられていて「ウォン安」の方には向けられていない。韓国経済のかじ取り役である中央銀行の“利上げ”はインフレを加速させるので、歯止めがかからず救いようがない。日本の場合には、まだ“金利が据え置かれている”ので極端な現象にはならないのだ。もちろん日本だって、一斉値上げでピンチではあるのだが、それ以上に“大ピンチ”に衝突し始めているのが「韓国」なのだ。しかも、この事実を日本と対比しながら「中国」の新聞が“冷静に伝えている”ことが、私にはいっそう不気味な感じがする。
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