世の中には“美形”に生まれて来る人もいれば、そうでない人もいる。先ごろ亡くなった樹木希林さんは“美形”ではなかったことが、後年になって“重宝”された。CMでも「美しい方はより美しく、そうでない方はそれなりに…」の名台詞が活きた。「美しい」とか「可愛い」とか「カッコいい」とか言われて育った人は、その後が大変である。その外貌の良さを維持し続けなければならないからだ。昨日、歌手の沢田研二氏が予定された“さいたまスーパーアリーナ”でのコンサートを突如中止した問題でファンや報道陣に謝罪した。主催者側が9000名は来ると読んでいた会場には7000名しか集まらず、それで沢田研二氏が「話が違う」ということで、急きょ、止めにしたらしい。これが700名しか集まらなかったというのなら、まだ話は分かる。7000名も集まっていたのに、勝手にやめてしまうとは「契約(約束)」以前の問題である。時々、そういうアーチストがいるが、わざわざチケットを買って、わざわざ会社を休んできてくれた人もいるだろうに、そういう人たちの想いを踏みにじる行為は褒められたものではない。多分、彼は十代半ばから“トップアイドル”としての道を歩んだので、多少のわがままをいっても“許される”という意識が抜けないのだろう。けれども、その外貌はあまりに“若き日”と違いすぎる。年齢のせいもあるが、それだけとも思えない。もちろん、沢田研二氏はその甘い歌声で一世を風靡した。歌声が維持されているなら、ファンも許してくれるかもしれない。歌声ということで、私がすぐ思い浮かべるのは、若き日の弘田三枝子氏と松山千春氏の歌声だ。この二人の“若き日”の歌声と声量は本当に素晴らしかった。透き通るような高音が心を揺らした。ところが、現在はもう“若き日”の歌声ではない。歌手には、齢をとっても“美しい声”や“甘い声”を維持できる人と、そうでない人とがいる。沢田研二氏は「ジュリー」と呼ばれ、その歌声だけでなく、外貌も含めての「ジュリー」だった。そういう意味では“若き日”の自分はもういない、という意識でステージに上がらなければ大衆を魅了することは出来ない。
愛知県豊田市で19歳の女性・東川千愛礼さんが、刃物で胸などを刺され玄関先で死亡しているのが発見された。その翌日、京都方面に逃亡していたとみられる元交際相手・安藤陸人(20歳)が殺害 続きを読む
最近、見知らぬというか、聴き慣れないというか、政党が次々と誕生している。時代の変化は、当然、政界にも及んでいて、昔からの“弱小政党”はだんだん忘れられつつある。そこで…というわけで 続きを読む
ペルーのワスカラン山で日本人登山家ふたりが遭難し、その一人である登山家で医師でもある稲田千秋氏(40歳)が亡くなった。もう一人の登山家・寺田紗規氏(35歳)の方は救助されたが衰弱し 続きを読む
いつの頃からか北海道の十勝・大樹町と言えば「宇宙のまち」という形が根付き始めた。この町には、他にも「砂金のまち」とか「ミニバレー発祥のまち」とか「清流日本一のまち」とかいうアピール 続きを読む
今から13年前「東京」と「ニューヨーク」では、ほとんど変わらなかったものがある。ドル換算による当時の“平均月収”だ。やや意外な気もするが、それまでの日本は、そんなに“薄給の国”では 続きを読む
バブル期に放映され人気を集めた「笑ゥせぇるすまん」の実写版12回が、7月18日からテレビ東京系で配信されるという。その主役である“無料で幸せを売る男”喪黒福造役となったのがロバート 続きを読む
6月23日にフジテレビの制作部長が「常習賭博」の疑いで逮捕され、続く24日には現役アナウンサー(27歳)がオンラインカジノを行ったとして「書類送検」された。実質、同じことを行ってい 続きを読む
ときどきTVから録画してあった大昔の映画を観る。昨日も80年代前半に公開された原田知世主演の「時をかける少女」を観た。この映画は筒井康隆氏の小説を脚本化したもので、ちょっとSFっぽ 続きを読む
歴史の教科書に出て来る「ハンムラビ法典」その中に「眼には眼を、歯には歯を」の一節がある。これは一般に誤解されやすい諺でもあるのだが、本来は「眼を潰されたなら、相手の眼を潰し、歯を抜 続きを読む
「松本人志」「中居正広」「国分太一」……最近は次々と大物芸能人の“ハラスメント行為”が発覚し、芸能界から締め出されつつある。いずれも若い時から一世風靡した人たちだ。つまり、あまり苦 続きを読む