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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「スキー」「南国リゾート」「半導体」で急上昇


2025年度の全国の地価が公表されたが、その上昇率を見ると、外国資本が投入されている地域が急騰していることが解かる。住宅地の場合には2年連続で北海道の富良野市北の峰町がトップに立った。その上昇率は今年の場合31.3%だ。富良野市は昔「北の国から」というTVドラマで一躍注目を集めた地域であるが、いま上昇しているのはドラマの影響などではなく、スキーの雪質が良く、そのスキー場に近いという理由からだ。北海道のスキー場と言えばニセコが有名だが、もはやニセコ付近は地価が高騰しすぎて欧米人を惹きつけないらしい。いまはこの富良野市北の峰町と、それを僅差で追っている長野県白馬村(上昇率29.6%)が欧米人スキー客には大人気なのだそうだ。言ってみれば、スキーをするのに相応しい……という理由だけで、その付近の住宅地が高値で売買される。住宅地で3位につけているのは、沖縄県宮古島市上野字という地域で23%の上昇率。南国リゾートに相応しい地域で、つまりはここも“金余り”の外国人たちが買っている。住宅地で日本人の人口急増で値上がりしているのは、4位につけている千歳市栄町(22%)と、5位の熊本県合志市(21%)だ。この両市は言うまでもなく国家予算が投じられた半導体工場が建設中の地域で、もちろん、ここにも外国資本が加わっている。つまり、日本の地価は外国資本が投下されると大きく上昇する仕組みになっているらしい。商業地の方はどうなのかと言えば、上昇率の1位~3位までを半導体ラピダスが進出する千歳市内の地域が「48.8%」「42.9%」「36.8%」と独占している。その後に「長野県白馬村→33%」「東京都渋谷区桜丘町→32%」「熊本県菊池郡→30%」と続く。つまり商業地の方が本来の“地域的な繁栄”と連動している。それにしても一つの大きな企業の進出で、町全体が大きく変わる。あまり人が住んでいなかったような地域が、文字通り「新しい街」として大きく躍動することになる。奇妙なことには千歳市のすぐ下には苫小牧市という街があるのだが、この街の地価も何故か急上昇し始めている。実はこの地域にはカナダの企業がカジノリゾートの大本命として開発しようとしていた経緯がある。住民たちの反対によって挫折したのだが、もしかすると、秘かに土地を買い付けて“次の機会”を狙っている可能性はある。いまの日本は外国資本が投じられなければ“大きく生まれ変わること”は難しい国になっているような気がする。
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