「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「マタハリ」を想い出させる「女スパイ」暗躍⁉


今から150年ほど前にオランダに生れた女性が、やがてフランスにおいて“踊り子”として脚光を浴び、さらに“ドイツの女スパイH21号”として戦争時に活躍する。やがて密告によって逮捕され、銃殺刑によって41歳の若さで亡くなった。女スパイ「マタハリ」の人生だ。ちなみにマタハリというのは“踊り子時代の名前”なのだが、世界的に“その名”の方で知られている。そのマタハリと入れ替わるような形で活躍したのが「東洋のマタハリ」こと「川島芳子」だった。こちらの方も、本名は日本人名ではないのだが、日本人化することで戦争時に女スパイとして暗躍することになる。元々は中国王朝の血統を持つ“王女”の1人として産まれていたらしい。けれども、こちらの方も中国軍に逮捕され、さまざまな情報を「日本に売った」として銃殺刑にされている。こちらも41歳の時であった。さて、昨年、ベルギーで開かれた各国首脳たちの非公式会議にはゼレンスキー大統領も出席していたのだが、その会議の席上で、NATOの通訳として随行してきた女性通訳が同僚から告発され、警備員によって会場外へと連れ去られた。この女性通訳はEUやNATOの国際会議で20年以上もフランス語やウクライナ語の通訳として随行してきた人物で、信頼されていたのだが、最近になって「ロシア当局との繋がりが疑われる」という情報が入り、関係者たちには秘かに“要注意人物”としてマークされていたのだった。だから同僚通訳が会議内容を「詳細にメモしている」として告発できたのだ。本来、この種の会議での内容をメモすることは固く禁じられている。実は告発を受けた女性通訳は、ロシア人の父と母の元に生れている。ロシア側のスパイとなるべき条件を備えているのだ。ただ彼女の場合、20年以上も国際会議の通訳を続けてきている。もし禁じられているメモを取らなければ、同僚から告発されず通っていたかもしれない。そういう意味で言えば、国際会議というのはどんなに関係者を排除した密談であっても、通訳だけは付き添うのが普通で、ここにスパイを送り込まれたなら“筒抜け”となってしまうわけで、或る意味では「理想的な女スパイ」とも言えそうだ。もっとも彼女の場合には、まだ捜査が続いているようで完全に断定できるまでには至っていないようだ。もし断定されれば、マタハリたちと同じように銃殺刑となるのだろうか。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言