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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「リアル」と「脚色」の“出し入れ芸”で45周年⁉


ものまねタレントのコロッケ氏が芸能生活45周年だそうで、明治座で1月10日から「松平健×コロッケ 45周年特別公演」を行っている。コロッケ氏自身いわく「番組レギュラーもなく、ヒット曲もなく、ものまねだけでここまで来た」というように、確かに言われてみれば、その通りであることに驚く。どうしてこんなに持ったのか……わたしが思うに、彼のものまねには“リアルさの追求”と“デフォルメの追求”と、その両方のバランスが心地良いために、多くの人を惹きつけたのだと思う。「リアル」とは文字通り有名人の“そっくり”を演じることで、彼の場合には歌手のモノマネ、歌マネが多い。ただ“そっくり”だけで45年を持たすのは難しい。それで、どうしたのかといえば「デフォルメ」をしたのだ。「デフォルメ」とは主に絵画作品とか漫画などで使われる手法で、強調、誇張、変容して描くこと……一般的には“極端にオーバーに描く”手法を用いられることが多い。このデフォルメを“ものまね”に取り入れたのだ。それまでは「いかにそっくり似せるか」に芸人たちは必死だった。けれども彼は、もちろん“似せる”のだが、それだけではエンターテイメントとして不足だと感じたのだろう。極端に誇張するようになった。それを取り入れることで、お笑い芸人として“多くの客”を取り込むことに成功したのだ。確かに、似ているだけなら、そんなに大金を払おうとは思わないが、それにプラスした芸によって“笑わせてくれる”“楽しませてくれる”となった時、人はそれに大金を払うのだ。もっとも、このデフォルメは“匙加減”がとても重要で、これが強すぎると、本人に対しての嫌みに感じられ、なんとなく笑えなくなる。だから、その限度がとても大切で、これを心得ている限り“超一流芸人”で居られるのだ。一時期、コロッケ氏はこの限界を忘れてデフォルメがきつくなった。というか最初から最後まで“デフォルメだらけ”になっていた時期がある。そうすると“お笑いファン”は残っても、歌好きなファンは微妙に離れていく。あまりにもデフォルメばかりだと、その歌手に対する“或る種イジメ”にも似て来るからだ。若手芸人の中には、この部分を忘れて“極端なデフォルメ”に固執する者たちもいる。あくまでも“ものまね”なのだから、まずはリアルさが完成されて初めてデフォルメが生きて来る。リアルさが完成されていないのに、デフォルメだけで突っ走ると、なんとなく観ていてスッキリとせず、やがては飽きてしまうものなのだ。
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