「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「ロシア」「中国」「北朝鮮」の“一つ”と交流⁉


日本から北朝鮮への水面下での交渉を、北朝鮮の金与正氏が暴露し、しかも岸田首相と金正恩氏が「会う予定はない」と通告してきた。通常、こういう水面下の交渉というものは“表に出さない”のが普通なのだが、あえて表に出して「日本」の外交の“甘さ”を指摘してきた形だ。それに対して林官房長官が「拉致問題は終わっていない」と余計なコメントを出した。すぐさま北朝鮮は反応し「終わった問題」と改めて釘を刺した。一般的な日本人の感覚からすれば、確かに林氏の発言は間違っていないのだが、こういう外交問題で、しかも水面下での交渉事で、世界に向けての発言としてはあまりに軽率な引用を持つ。こういう時は記者などから問われても「現段階で話すことはありません」と答えるべきなのだ。そうでないと、何のために“水面下の交渉”をしているのか、まったく意味をなさないことになってしまう。日本人の感覚からすれば「拉致問題は終わっているはずがない」のだが、少なくとも、金正恩政権になっての問題ではない。したがって、交渉していくには“それなりの下調べ”が必要で、そうでないと「そんなものは父親から何も聞いていない」と言われてしまえば、手の出しようがない。したがって、拉致問題の交渉をするにしても、まずは岸田首相が金正恩氏と“顔合わせ”をし、近隣国として仲良くなって、そのあとでの交渉なら意味を持つのだ。そのためには多少の“お土産”も必要で、それがないと北朝鮮としても「敵国」としている日本の首相と、なぜ“逢わなければならないのか”理由のつけようがない。北朝鮮だけでなく、外国との交渉事には“相手国側の国民感情”と“自国側の国民感情”と、その両方を睨みながら行わなければならない。自国側の国民感情だけで交渉を進めようとしても、ムリな場合が多い。たとえばロシアとの交渉がそうだった。「北方領土の返還」を求めるなら、その“見返り的なもの”がどうしても必要なのだ。それなのに、日本のマスコミは「四島即時返還」など、無理な要求を書き連ねて煽った。その結果、ロシア側は態度を変えて、交渉にはまったく応じなくなったのだ。「日本」は、さまざまな理由から「ロシア」か「中国」か「北朝鮮」のどれかの国と、文化的・経済的な交流だけでも活発化していく必要がある。特にトランプ大統領が誕生すれば、その必要性をひしひしと感じるようになるだろう。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言