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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「一人っ子政策」が「ハーフの子」量産した⁉


近年の中国における若い起業家や芸能人などを観ていて「欧米的になったな」と感じることが多い。中国でも韓国でも、ドラマなどでは“富裕層”を題材にしたものが多いが、そこに登場する近年の“富裕層”たちの姿は、昔の中国人や韓国人からは想像できないほどに欧米化している。特に中国ドラマからは“それ”を感じる。このほど中国政府は、正式に中国の子供を「外国家庭に養子として出すことを禁ずる」と定めた。2年連続で“人口減少”が明らかになった中国では、ここにきて一気に“少子化対策”へと本気で取り組まなければならない事態となっている。なにしろ、元々の人口が多い中国の場合、少子化の波が押し寄せれば一気に国家の経済が揺らいでいく。それにしても30年以上にわたって継続された“一人っ子政策”は中国にさまざまな“歪み”をもたらすことになった。そのいちばんは“男女数の不均衡”だ。つまり女児が生まれた場合、国外に“養子に出す”ケースが圧倒的に多かったので、その結果、男性数が女性数よりはるかに多くなる。その世代が現在の“婚姻世代”となっているので、つまりは今や貴重な“適齢期の女性たち”は男性を“択び放題”の状態なのだ。昔の表現を使えば“売れ残っていく男性たち”ということになる。当然、そういう“歪み”も手伝って出生数も減っていく。つまり過度な“一人っ子政策”は今になって、その代償を払わなければならなくなっている。もう一つの問題は、国外に“養子として出された女児たち”の方だ。つまり国外で大人となって結婚し子供を産む。その場合、当然のことながら「ハーフの子」ということになる。実はアメリカの家庭に引き取られていった女児たちがもっとも多く、累計で8万2000人も居るとされている。その女児たちの多くが既に結婚しているか、適齢期になっている。したがって、今後ますますアメリカには“中国系ハーフの子”が多くなっていくのだ。その一方で「中国」と「アメリカ」との国家的な対立は根深く、容易に解消される見込みはない。したがって、今後、中華系ハーフの子供や孫は多くなっていくのだが、その親の母国とは“対立し合ったまま”の状態が続いていく可能性が強く、もはや“母国としての親近感”すらも失われてしまう可能性が強い。外貌は明らかに中華系なのに“反中国”を掲げるような米国人が増えていくような気がする。
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