「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「一時代を築く」ということの意味


昨日、NHKの紅白歌合戦の出場メンバーから「AKB48」が外れたことが話題となった。国民的な番組に2009年から連続11年出場してきたのだから「一時代を築いた」と言える。現在までも続く“大人数歌手アイドル”の先駆けと言える。AKB48の後、続々と誕生した“派生アイドルグループ”、さらに「乃木坂46」や「槻坂46」など“坂道アイドルグループ”と、一時的に“大量アイドル”が生産された時代が通り過ぎて行った。AKB48商法が成功したのは、何よりも「握手会」と呼ばれる“接客商法”にあった。極端なことを言えば、歌などどうでも良いから“親しみ”を与え「恋人幻想」を抱かせることで、コアなファンを獲得して売り上げを伸ばしたのだった。その商法は一時的に大ヒットし、次々とアイドルを誕生させていくことに成功した。どういう形であれ“一時代を築く”というインパクトは大きい。それによって、世界の歴史は塗り替えられてきた。少なくとも日本の歌謡界は、AKB48の出現以降に大きく変わったのだ。けれども“新型コロナ”が、若干、飽きられ始めていたAKB商法にとどめを刺した。再び、ほんとうに実力のある人しか、歌手・俳優としてデビューできない時代に戻りつつあるのかもしれない。いつの時代でも、その時々の時代の流れに、上手くタイミングを合わせられるのは幸運児と言える。昔から「運も才能の内」と言うが、時代を読んで、その潮流に乗っかる術を心得ている人が大衆をリードする。意図的に狙って成功する場合もあるし、別に狙ったつもりでもないのに時代が味方してくれる場合もある。自分自身が意図して行うのではなく、周りが“お膳立て”してくれたものに乗っかって“人気爆発”というケースもある。多くの人達が考えるほど「才能」に大きな違いはない。凡庸な能力しか持っていなかった人物が、あれよあれよという間に人気者になって、いつの間にか世間を、時には世界をリードしていくこともあるのだ。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言