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今日の迷言・余言・禁言

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「上タン50人前」食べる客「怒る店長」の攻防


焼き肉店で3月14日に起こった“珍事件”が波紋を呼んでいる。その焼き肉店では「4千円で食べ放題」を掲げて商売をしていた。その客は“食べ放題”で注文し、特に上タンが気に入って50人前を平らげたそうだ。そうしたら店長から「あなたのように50人前も食べた人はいない」と激怒されたというのだ。その顛末をSNS上に記載して、もし50人前食べられて困るなら“食べ放題”などしなければ良い、と自らの行動の正当性を主張している。これは、どちらにも言い分があるのは解かる。まず客の方だが“食べ放題”を謳うなら、食べ過ぎに文句を言うのはおかしい。確かに、その通りだ。その一方で、店側からすれば一人で50人前も食べられれば、赤字となるのは間違いがない。せめて上タンのような原価の高いものは20人前程度で止めて、他の原価の安いものも平等に食してもらわないと「店を潰す気なのか」と思ってしまう。経営側とすれば、当然の怒りだと思うのだ。つまりは、どちらにも言い分がある。実際、ネット上の意見も真っ二つに分かれている。飲食店の“食べ放題”は店側にとっては赤字覚悟の商戦である。たとえば肉では赤字となっても、その分を“お酒類”などで補えれば、或いは“宣伝費”だと思えば最終的にはプラスに働く、との読みが手伝っているケースが多い。したがって、そこには50人前食べても“有難そうな顔もしない客”は想定外で、最初から計算に含まれていない。実際、もしも同じようなタイプの客が4~5人も集まってしまえば、店の経営は成り立たなくなる。どういう商売でも「損して得取れ商法」で、本来ならそういう金額では無理なのに、客足を掴むためとか、商品の良さを知ってもらうためとか、一定期間、提供するケースは多い。そういう経営側の努力を認めたうえで、ありがたく“その恩恵を受けさせてもらう”という意識がなければ、別に本人にその意図がなくても「店を潰す気か」と思われても致し方ないだろう。なんでも或る程度の常識とマナーを持ちながら、利用・活用させていただく形を取れば、双方にとって“好ましい方式”として笑顔になれるものを……。
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