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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「人間を凌駕するAI」より「竜巻」で33人死亡‼


ときどき欧米人の思考というか、発想というか、そういうものに戸惑うことがある。たとえば英国では2026年にもロボットが人間よりも賢くなっている可能性が論じられていて、英政府が「AI開発とその適応を強化する提案」を行うと同時に、商業的な仕事分野においては「人間を凌駕するシステム」を開発していくと予告している。なにがなのかよくわからないが、なんとなく怖い。どうも欧米人の“この種の発想”には「闇」があるような気がしてならない。だいたいが、人間のことだってよく解らないのに、その人間を乗り越えて「ロボットが凌駕するシステム」とか、どう考えたって、怖いとしか言いようがない。まあ、だけど介護の分野とかで、ロボットが発達して、人間のように文句など言わず、お世話してくれるのであれば、それはそれで心地良いのかもしれないのだが…。ただ基本的にわたしは、ロボットに介護される老人を想像すると、どうしても宇宙人に人体実験をされているような光景が浮かんで、やっぱり怖い。ただ「怖い」などといっている人間は、置いてきぼりにされて、どんどんAIは進化していくに違いない。ただ、どうも「その前にやるべきことがあるだろう」と言いたくなってしまうのは、アメリカの竜巻による死者が14~15日の二日間だけで33人にも上っていることだ。日本の台風でもそうだが、アメリカの竜巻の方が早く準備がしにくい。一気にやって来ると、根こそぎ暴風で持ち上げて、あっという間に去っていく。その車内からの動画映像を観たが、ほんとうに数分間の出来事なのだ。ただ、わたしが何より興味深かったのは、それが最高潮に達した時、車内から動画を撮っている本人自体が何度も無意識に「かみさま…」「かみさま…」と口にする。多分、人間は誰でも、そういう“人間業ではない状況”に接した時、無意識に神様の名を呼び、祈りを捧げる。日頃の無信仰など関係なく祈りを捧げるのだ。それが“ふつうの人間”だ。そして、そういう時の方が、人間は人間らしい。「人間を凌駕するシステム」を開発しようとすることは、神の領域を犯すことではないのか……たぶん、それを感じるから、われわれは何となく“怖く”感じてしまうのではないだろうか。
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