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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「仕事」で「寂しさ紛らわす男性」急増していく


最近の調査によれば、50歳時における“生涯未婚者”の割合は年々増えて、男性で約3割、女性で約2割に達しているようだ。もちろん「生涯未婚者」だから、過去に“結婚”の経験がなく、自分の子供も居なくて、妙な言い方だが“仕事を持っている”人たちの比率だ。つまり男女とも、ふつうに働いているが、これまで結婚経験のない人たちの割合ということだ。この調査で興味深いのは「共食」という項目で、これは“誰かと一緒に食事しているかどうか”という割合なのだが、ほぼ毎日「家族の誰かと共食している」という割合が約3割に達していることだ。したがって、結婚はしていないが、家族の誰かと一緒に暮らし続けているケースが、そのまま“この割合”になっているものと思われる。まあ、その大半はご両親か、どちらかの親か、兄弟か、祖父母のどちらか……といった感じになるのだろう。ここには出て来ないが、もしかすると「ペット」と一緒にという方達もいるのだろう。現在まで“未婚で来ている”理由として上げられているのは「結婚したいと思う相手に出逢えなかった」というのがいちばんで43%、「一人の生活が好きだった」が25%で続く。昔のように、世話好きなおばさんが“善い人を紹介してくれる”ような時代ではなくなったから、自分から積極的に“出逢いを求めていく”人以外は、なかなか“出逢えない”のが現状かもしれない。もちろん、近年は「お見合い制度」なども復活してきてはいるが、ネット上では「マッチングアプリ」なども普及しているが、或る程度の“条件を満たしていること”が必要で、実際には“誰でも簡単に入会できる”とか“気に入った相手とすぐ出逢える”というものでもない。そうなると“異性との交際経験の少ない人たち”にとっては、ますます“踏み込むのが難しい世界”のようになってくる。わたしが気になるのは、調査対象の人たちに“悩み事を相談できる友人”が「0」と答えた男性が50%も居ることだ。女性は「0」ではなく「2人」となっているのに……。ということは、女性は未婚でもそれなりに“話せる相手”がいるから良いのだが、男性は“話し相手”自体も存在していないことになる。しかも調査対象の人たちの多くが、男女に関わらず「出来るだけ働き続けたい」と希望している。親兄弟も傍に居なくて、子供も居なくて、愛する異性も居なくて、話し合える友人もいない……男性の生涯未婚者たちは、その寂しさや孤独を埋める手段として「死ぬまで働き続ける」というのは、あまりにも寂し過ぎる。少なくとも、自分の好きな趣味くらいは持っていないと、仕事を離れた無口な男性はますます無口になって、ぼんやり沈む夕日を見つめている……というのは、あまりにもの哀し過ぎるような……。
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