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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「倫理観の違い」は「4人目の妻」を妨げない


近年、欧米諸国では“不倫”や“浮気”や“セクハラ”を「許さない」風潮が強い。それが何十年も前の出来事であったとしても世間的な批判を浴びたりする。わが「日本」も、そういう意味では“欧米”と同様で、むしろ国民性として“潔癖感が強い”ので、欧米以上に、そういうことが批判対象となる。ところが、イスラム原理主義思想の強い国々では、未だに男性は「四人の妻」を持つことが許されていたりする。パキスタンも、そういう国の一つだ。先ごろパキスタンでは“60人目の子供”を授かった男性が話題となっている。この男性は現在50歳だが3人の妻を持ち、その合計で60人の子供の父親となっている。しかも、それで“終わり”なのではなくて、もっと、もっと、子供をつくりたいそうで、そのために「4人目の妻」を捜そうとしている。この国では宗教的に“4人目の妻”までは合法化されている。欧米諸国や日本のように「不倫」としての“相手”を隠す必要がない。もちろん世間からバッシングされることもない。そういえば今でこそ「デヴィ夫人」としてスカルノ大統領の「ただ一人の夫人」だったかのような扱われ方をしているデヴィ夫人だが、その当時は“第3夫人”だったはずだ。国の思想・宗教・倫理観が違えば「元気があれば何でもできる」で、4人の夫人を持つことも、60人の子供を持つことも、何ら問題ないのだ。もしこれが東京だったら、一人につき5000円の支援だから3000000円にもなる。実際、彼はそれなりに収入の多い仕事をしているが、それでも子供が多いので生活は大変らしい。それなのに、ギネスにでも挑戦するつもりなのか、まだまだ「子供を作り続ける」と息巻いているらしい。そして4人目の奥さんだが、自分で探すのではなく、友達に「だれかいないか」と協力を呼び掛けているらしい。もし、我が日本で“同じこと”をやったらどうなるか、想像するだけでも恐ろしい。おそらく世間からバッシングの嵐を受けるに違いない。だが、だが、今の日本ではそうなのだが、実は明治から大正の初期のころまでなら、さすがに4人というのは聴かないが“3人目の妻”までくらいであれば、所有している人達がいた。彼らはその妻たちを“2号”とか“3号”とか改造ロボットのように呼んだ。世間でも、それに合わせて「あの人の2号さん」とか「社長の3号さん」とかいう風な“呼び方”をしていた。そう“欧米の倫理思想”が身に付くまでの日本では、そういうことに対して“おおらかで寛容”だった。今日の欧米流「倫理観」が絶対とは言えないのだ。
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