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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「出産50万円」より「お見合い制度創設」を‼


年々「日本人」が減っていく。その理由は簡単で「死亡数」が増え「出生数」が減っているからだ。どうすれば出生数を増やすことが出来るのか。岸田総理は「出産育児一時金」として与えられる現行の42万円を、来年度から50万円に引き上げると発表した。どうも岸田総理は、それによって“出生数が増える”と考えているらしい。けれども当然のことながら、婚姻数が増えていかなければ、出生数は増えない。その根本的なところには“何の対策”も提唱していないように視える。出生数を増やそうと思うのなら、日本の場合、まずは婚姻数そのものを増やすための対策を考えなければならない。それでは、どうして婚姻数が減っているのか。いちばんの理由は“男女の恋愛数”が減って来ているからだ。いつの頃からか日本の“流行歌”から“恋愛の歌”が極端に減ってしまった。あえて「流行歌」という表現を使ったのは、それが“世相を反映する鏡”だからだ。流行歌としての「歌」に“恋愛歌”が多くなれば、必ず、恋愛する人々も多くなる。戦時中であっても、恋愛する人々は減らなかった。ところが近年、セクハラとかストーカーとかコロナとか多様性とか、さまざまなことが言われて「普通に恋愛する」男女が極端に減ってきている。だから“恋愛歌”が流行歌として大ヒットしないのだ。昭和の時代には、決して経済的には豊かな時ばかりではなかったのに、恋愛はすたれなかった。それなのにSNSの時代になって、本来であれば“もっと簡単に男女が結び付く”はずであるのに、実際には“SNSそのもの”が男女間の距離を経だたせたような気がする。言葉を使わなくても“話が通じる”ようになったことが、男女間の出逢いを奪ったのだ。そうであるなら、昔の制度を現代的に復活させればよい。つまり日本から消えてしまった「お見合い制度」だ。明治、大正、昭和の前半まで、この「お見合い制度」があったことで多くの男女が結ばれた。もちろん、現代に復活させるのであれば“現代らしいお見合い”に変えなければならない。もちろん、民間には「さまざまなお見合いシステム」が存在することを、わたしも知っている。けれども、それらには統一性がない。「国」としての“後押し”がない。国家予算も組み込んでいない。これではダメなのだ。もっと大々的にアピールして行うべきなのだ。「マイナンバー」だって、簡単でいろいろ特典を付けたらあっという間に普及しつつある。中国のような“やり方”ではいけないが「背中を押す」形の“お金がかからないお見合い制度”なら、必ず普及し、性格や暮らし向きの合う、多くの若いカップルが続々と誕生していくのではないだろうか。
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