シャンソン歌手&作家の戸川昌子氏が逝った。70年代の人気作家のひとりであった。私は20代の頃、彼女のエッセイ本『生きるのはひとり』だったと思うが、それを読んで大いに感銘したものだ。私の記憶が確かなら、彼女は戦火の中で、本能的に人々が逃げる方向とは逆の方へと走って爆撃を受けず“命拾い”したという。何故、逆方向へと走ったのかはわからない、と記していたような気がする。戦争で父と弟を喪った彼女は「ひとり」ということに早くから目覚めていた。後にさまざまな恋愛遍歴をしたらしいが、40代まで独身を通し、どこか“孤独の影”が付き纏った。写真でしか見たことはないが、30代の頃の彼女は、常に片目が髪で隠れていて“妖しい雰囲気”を放っていた。その本には確か「過去は幻、現在だけが信じられるのである」と特別大きく書かれていた。その言葉が印象に残った。実際、過去は幻に過ぎない。幻だから、人々はそれを“必死”に抱きしめようとする。その本ではなかったが「出逢いという言葉ほど、私に運命を感じさせる言葉はない」とも何かに書かれていた。人の運命は、最終的に「出逢い」がすべてである。それは意図的な出逢いもあるが、予期せぬ出逢いもある。そして「予期せぬ出逢い」の方が「運命」を変える力を持っている。
今日21日に、もし予定通りであれば、2023年に亡くなられた八代亜紀氏の“追悼アルバム”「忘れないで」が発売される。このアルバム、実は発売前から一つの騒動に発展している。なぜなら彼 続きを読む
世の中にはいろいろな親子がいる。子供の頃には反発していたのに、いつの間にかその親と“同じこと”をしている場合なども多い。そういう点では「工藤夕貴」という女性も、そういうひとりかもし 続きを読む
わたしのように長く運命学と向き合って生きて来ると、だいたい“その人”がどういった人生を歩むのか、大方のことはホロスコープや四柱推命式を観て判別がつく。単純に言えば「この人は幸運な人 続きを読む
よくテレビのバラエティー番組で、その人が辿ってきた人生を“グラフ化”したりする。あれは、あれで“判りやすい”とも言えるが、実際の日々というのは、そんな“グラフ化”できるほど単純なも 続きを読む
世の中に“勝気な人”というのは、いるものだ。その典型がトランプ大統領とデヴィ・スカルノ元大統領夫人だ。共に高齢であるが、まだまだ意気軒高。特にデヴィ夫人の方は85歳だが、今年夏の参 続きを読む
久しぶりに公の場に登場した深田恭子氏。中国版「X」である「微博」の文化交流に対して貢献された著名人を表彰するイベントに白いドレス姿で出席したのだ。こういう“晴れやかな場”というのが 続きを読む
ときどき思うのだ。やっぱり、女性は「すごい」と……男性はムリだな……と。昨日、札幌に隣接する石狩市で出産児の遺棄事件があった。戸建て住宅の傍の灯油タンク下の片隅に、ショルダーバック 続きを読む
いろいろ問題が指摘されながら、とにもかくにも「大阪万博」がスタートした。このところ、いろいろなところでコメンテーターとして忙しい橋下徹氏が万博について“よいしょ”している。橋下氏が 続きを読む
昔から“力で抑えこもう”とすると逆効果で、かえって団結力が増してしまうものがある。その代表的のモノの一つが「信仰団体」だ。昨日、韓国のソウル郊外では旧統一教会である「世界平和統一家 続きを読む
昨日、元参院議員であった広瀬めぐみの「詐欺罪」が確定になり、彼女が有していた“弁護士資格”も無効となった。つまり、彼女は既に議員職を辞職し、政治家としての資格を失っているが、それに 続きを読む