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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「危険がいっぱい」だが「悪魔の喉笛」観たい


南米アルゼンチンとブラジルとパラグアイの三つの国の国境付近に位置しているのが世界遺産「イグアスの滝」だ。とにかく“世界一の巨大な滝”で観光客が絶えないところだが、今年の水量は異常に多く、通常の5倍だそうで、本来なら鋼鉄製の“遊歩道”を通って近くまで行けるのだが、現在は禁止となっている。記録的な増水によって、遊歩道そのものが押し流されてしまいそうな勢いで、それを喰い留めるための急ピッチな補強作業が現在も続けられている。この遊歩道は鋼鉄製だが、網目状になっていて、それほど強靭というほどでもない。水量が増えると、すぐ水没してしまう。そのため敢えて橋の床面は“網目状”となっていて、水を逃げやすくしてある。おそらく、水量が増しても補強工事だけで何とかなっているのは、そのせいであろうと思われる。どうやって、こんな場所に遊歩道を作ったのか知らないが、その建設者たちの偉業を称えたくなる。観光客の多くは落差80mとも言われる滝壺「悪魔の喉笛」を視たいと思うのだが、水嵩が増してしまうと、もう霧が深く立ち込めて“茫漠とした景色”としか捉えられない。そんなに水嵩が深くない時でも、この遊歩道を歩く時やボートで滝壺に近づく時にはビニールがっぱが手渡される。それを身に着けないとずぶぬれになるのだ。近年は水嵩が増すことが多くなっていて、もしかすると、そのうち「完全立ち入り禁止区域」に変ってしまうかもしれない。なにしろ、アマゾン川では川底が見えるほどの干ばつに襲われているし、北極の氷は溶け出して来ているし、地球環境は明らかに大きく変貌しつつある。映像で視ると確かに迫力があり、素晴らしいと思うが、高所恐怖症のわたしは、とても実際に現地で遊歩道を渡って、間近から「イグアスの滝」を観てみる勇気はない。海外の観光地にはしばしば“危険地帯”とも言うべき場所があって、そこが人気を得ていたりする。わたしなどギザのピラミッドの中に入るのさえ、決死の覚悟が必要だった。いや、ギザのピラミッドよりもダハシュールの赤いピラミッドの方が斜面が急で怖かった。ふだんは観光客が入らない場所だから大ピラミッドのように“手すり”などないのだ。まだホラー系の怖い観光地の方が耐えられそうな……。
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