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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「古代エジプト人」と「香港人」は共通の生死観


たまたま年末年始用として録画したTV番組で「古代エジプト」に関する録画と「香港」に関する録画を続けて観る形となった。別に意図したことではなく、偶然に二つの番組を、途中、若干飛ばしながら観たのだが、その両方で“同じようなことをしている”ことに気付いた。厳密にいうと、二つの地域での事柄は4000年近い“時代的な開き”がある。古代エジプトに関する番組では、ツタンカーメン王墓に関しての解説に長時間を費やしていた。知識としてはほとんどが知っていることで、改めて観るような番組でもないのだが、ただ実際のミイラが保管されていた“四重にも重ねられた御棺”を、一つ一つ丁寧に見せたのは初めてかもしれない。この“四重重ねの金細工の御棺”は、さすがに現代では難しいだろう。同時に、埋葬されていたものに“おびただしいほどの生活用品”がある。それは亡くなった王が“死後世界でも困らないため”の豪華な日常品だ。現代の金額に換算すれば“何十億円”いや“何百億円”にも達するような副葬品なのだ。それらを惜しみなく埋葬するのは、古代エジプト人の死生観から来ている。つまり、彼らは“死後世界”というものを“地平線下の世界”として信じていた。続いて観た香港に関する番組は、古代の人々ではなく、現代の香港人たちだ。彼らの20年前と現代とを映像比較した番組なのだが、20年前と同じく“死後世界に持っていく模造品”を売る店の職人店主にスポットを当てていた。彼は「香港人」として“死後世界の模造品”を葬儀で使用する人々が少なくなったと嘆いていた。時代の波は、香港人たちから“死後儀式”としての“模造品の埋葬”を廃れさせていきそうである。昔の彼らは、われわれから視れば“おもちゃ”にしか視えないような“日常生活の模造品”を大量に埋葬する。豪華な家や車や家電やバッグや洋服など、ありとあらゆる模造品を作る。それを燃やして埋めることで、死後世界においても“立派な家財に囲まれた暮らし”が可能となるのだ。これは道教的な死生観からだろうか。店主自体は“香港人の祭り事”を強調していた。古代エジプト人との違いは、向こうは“実物”を埋めて行ったのに対して、こちらは子供が喜びそうな“実物そっくりな模造品”だという点だ。ただ模造品といっても精巧に作るので、けっこう金額が張る。中国本土では行われて来なかった風習だ。距離的にも時代的にも大きく離れた「古代エジプト」と「香港」だが、死後にも“豊かな暮らし”を望む気持ちは変わらないのかもしれない。
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