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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「同・両・無・非・全」それぞれの「性愛者」


「LGBT理解増進法案」という名の修正法案を自民党が了承した。要するに「ふつうの愛」ではない人たちへの理解を深めていきましょうという感じの法案なのだ。まあ強制的な法案ではないのだから、そんなに揉めなくても良いような気がするが、日本ではいろいろな意味で揉めてきた。まず「LGBT」を理解しなければならないわけだが、これが簡単そうで簡単ではない。大雑把な括りで言えば「同性愛」だが、実際にはもう少し分かれる。つまり「L=同性愛(女同士)」「G=同性愛(男同士)」「B=両性愛(男も女も)」「T=自認性愛」「無性愛」「非性愛」「全性愛」のすべてをひっくるめて「性的少数者」として、このLGBT法案ではカバーしようとしている。要するに、そういう方達を「差別してはならない」「理解しなければならない」という法案なのだ。そんなことは何となく理解できているようにも思うのだが、これを“形”にすることで国際的に「進んでいる国」と見せかけられるし、学校教育として本格的に組み込むことが出来る。こういう“形”的なものが無いと、日本の場合にはなかなか学校教育としては教えづらい。もっとも、その中身はかなり抽象的であいまいな部分が多く、野党などが受け入れるかは微妙な情勢だ。ただ、これは与党とか野党とかいう問題ではなくて、たぶん個人的な“理解力の大小”によるところが大きいように思われる。わたしには昔から同性愛を自認する人たちが多く鑑定に訪れていた。そして異性愛を語るのと同じような感じで恋愛相談をしてきている。もちろん相談されたら、わたしも“そういう方達”と同じような感覚に立って、どうすれば「その相手と上手くゆくか」「その相手に愛を伝えても嫌われないか」「一緒に暮らしていくことは可能か」「どちらの相手を選べばよいか」「その相手と別れられるか」など、オーソドックスな恋愛や結婚相談と変わらないスタンスで応じて来ている。わたしが変わっているのか「その人レズじゃないんですけど告白しても大丈夫でしょうか」とか訊かれて「大丈夫、手をつないだりしてるんでしょ、何となくは感じていますよ、だから受け入れられるかは微妙だけど嫌われることはないから大丈夫」などと励ましたりする。まあ、そういう風な感じで来ている私には「いまさら」という感じさえある法案だが、とりあえず通しておくのが良いような……。
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