最初は「素晴らしいことだ」と思った。けれども、よくよく考えると、もしかしたらこれは“大間違い”なのかもしれない、と思うようになった。ホームレスに対する英国の慈善団体からの“画期的なアイディア”である。それは不意の時でも困らないようにホームレス専用の“自販機”を設置するというのだ。つまり、慈善団体の方から認定を受けたホームレスには専用カードが配られ、それを用いれば、一日に付き三回まで無料で“生活必需品”が自販機から出て来る。確かに、これがあれば、夜間などでどうしても生活必需品が必要となった時、路上でそれを誰に気兼ねなく得ることが出来る。画期的なアイディアなのだ。飲料水、果物、サンドイッチ、靴下、トイレットペーパーなどの品々だ。確かに、夜中、そういうものが欲しくなることって、有りますよね。だから、そのアイディア自体は素晴らしいし、それに協力してくれる自販機の製造会社とか、食物の供給会社とか、種々の処にも協力を取り付け実現しようとしている努力は見上げたものである。確かに、それはそうなのだ。けれども、何かがおかしい。そう、これは“ホームレスの支援方法”としては間違ってはいない。間違っているのはホームレスから“通常社会”へと復帰するための意欲や意志が挫けてしまう可能性が大きいことだ。なぜなら、生活に“困らない”からである。むしろ、ホームレスにはなっていない一部の貧困者からすれば、贅沢なくらいの生活が享受できる。黙っていても、欲しいものが手に入るのだ。だから、“ホームレス生活”を脱出しようという意欲や意志が無くなってしまう可能性が大きいのだ。したがって、支援活動そのものとしては間違っていないのだが、自立への歩み、或いは本来の社会への“復帰活動”に対する意欲を奪い取ってしまう働きをしかねない。そういう意味では“大間違いの自販機”で、むしろホームレスを増やしてしまう可能性さえある。もちろん「善意」の発想であることは間違いないのだが、“ひきこもりの子”を“甘やかす親”との関係に、どこか似ている。
世の中にはいろいろな親子がいる。子供の頃には反発していたのに、いつの間にかその親と“同じこと”をしている場合なども多い。そういう点では「工藤夕貴」という女性も、そういうひとりかもし 続きを読む
わたしのように長く運命学と向き合って生きて来ると、だいたい“その人”がどういった人生を歩むのか、大方のことはホロスコープや四柱推命式を観て判別がつく。単純に言えば「この人は幸運な人 続きを読む
よくテレビのバラエティー番組で、その人が辿ってきた人生を“グラフ化”したりする。あれは、あれで“判りやすい”とも言えるが、実際の日々というのは、そんな“グラフ化”できるほど単純なも 続きを読む
世の中に“勝気な人”というのは、いるものだ。その典型がトランプ大統領とデヴィ・スカルノ元大統領夫人だ。共に高齢であるが、まだまだ意気軒高。特にデヴィ夫人の方は85歳だが、今年夏の参 続きを読む
久しぶりに公の場に登場した深田恭子氏。中国版「X」である「微博」の文化交流に対して貢献された著名人を表彰するイベントに白いドレス姿で出席したのだ。こういう“晴れやかな場”というのが 続きを読む
ときどき思うのだ。やっぱり、女性は「すごい」と……男性はムリだな……と。昨日、札幌に隣接する石狩市で出産児の遺棄事件があった。戸建て住宅の傍の灯油タンク下の片隅に、ショルダーバック 続きを読む
いろいろ問題が指摘されながら、とにもかくにも「大阪万博」がスタートした。このところ、いろいろなところでコメンテーターとして忙しい橋下徹氏が万博について“よいしょ”している。橋下氏が 続きを読む
昔から“力で抑えこもう”とすると逆効果で、かえって団結力が増してしまうものがある。その代表的のモノの一つが「信仰団体」だ。昨日、韓国のソウル郊外では旧統一教会である「世界平和統一家 続きを読む
昨日、元参院議員であった広瀬めぐみの「詐欺罪」が確定になり、彼女が有していた“弁護士資格”も無効となった。つまり、彼女は既に議員職を辞職し、政治家としての資格を失っているが、それに 続きを読む
日本のような“国土の狭い国”においては、道路幅も元々広くは作れない。だから、どの街であっても横断歩道は必ずあって、通常は“そこを通る”のが歩行者の決まりとなっている。ところが海外に 続きを読む