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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「失格」になって良かった⁉学生将棋“優勝者”


全日本学生将棋大会で「優勝」を果たした学生が、その直後に“失格”となった。あまりにも対局中に席を外すことが多くて“不審”を指摘され、上着のポケットを調べたら電源の入ったスマホを隠し持っていて、しかもそれが将棋用AIソフト起動中となっていたからだ。この「将棋用AIソフト」自体は広く知られているもので、その場面にもっとも効果的な“次の手”をAIが教えてくれる。将棋好きの多くの若者がこれを使って日々研究し、腕を磨いている。したがって、普段それを使用していること自体は問題ないのだが、真剣勝負の対局中にそれを“隠し”持っていて、その指示通りに将棋を指していたということになれば、もはや参加する資格そのものがない。ただ、優勝したということは、決勝戦まで“勝ち上がって来ていた”ということで、それまでは使用を疑われなかったということでもある。もしかしたら、彼以外にも、そういう人物がいなかったか今後のためにも調べた方が良い。そして失格した彼は、わたしは罪が発覚して“失格”となったことが、彼の人生を考えるうえでほんとうに良かったと思う。もしも、発覚せず“優勝者”のままで居たなら、必ず、彼はこれからも“罪を重ねる”ことになったに違いないからだ。何であってもそうだが、不正によって“勝利”を得てしまうと、それから後“不正なし”で戦うということが出来なくなる。そうなった場合、必ず、本人は自分の良心との葛藤を繰り返す。学生チャンピョンがそのままプロになれるのかどうか知らないが、仮に“将棋の世界”に進んだなら、罪に罪を重ねた人生となっていくし、いつかはそれが白日のもととなる。もし仮に、プロの世界には進まず、別の分野に進んだ場合でも、何かしらの“不正”を働いて出世・成功しようという気持ちが働きやすい。おそらく彼の場合、決勝まで発覚しなかったということは“そこそこの力”は持っていて、重要な場面だけソフトに頼ったに違いないのだ。もちろん、それが“不正”であることは知っていて、だが、その誘惑に勝てなかった。そういう性格上の弱点を抱えているのだから、今の段階で発覚し、不正の賠償がどれだけ大きいかを知ったことで、今後立ち直っていけば良い。
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