「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「妖しいヒーリング団体」は“脱会”を許さない


世の中には「宗教もどき」とでもいうような団体がたくさんある。12月2日に兵庫で“妖しいヒーリング団体”を主宰していた下川絹代(71歳)とその息子の和哉(45歳)が逮捕・送検された。二人は主宰しているヒーリング団体から“脱会”しようとした女性に暴行を加えた容疑、及び貴金属を“売っていた”容疑が持たれている。この団体が設立されたのは4年ほど前で、現在は数十人の会員が居るらしい。団体代表は母親が務め、会員への勧誘は主として息子が受け持っていた。事件は今年5月、この団体の会員男性から警察に通報があったことに始まる。どういう通報かというと、この団体から離れたいが脱会する者は“集団暴行を受ける”ので「怖くて切り出せない」という内容だった。そこで警察が慎重に捜査を進めたところ、何年も前に脱会しようとした女性(43歳)が集団暴行を受けて怪我をしていたことを突き止めた。こうして、ようやく教祖ともいうべき女性とその息子が逮捕されたのだ。教団内では「浄化」と称して会員同士が“頬を叩き合う”行為や「気を送る」と称してお腹に“手かざしをする”行為が日常的に行われていた。「手かざし」自体が悪いこととは言えないが、その延長から“貴金属”等を購入させるなどしていたとすれば、明らかに「ヒーリング団体」を逸脱している。何となく、さまざまな“妖しい教義や宗教”からパクってきた行為や行法の“寄せ集め”のような印象を受ける。何よりも「脱会」を許さないというやり方に“危険な香り”がするではないか。どういうものか、こういう“妖しい団体”に心身の悩みを抱えている人は引寄せられやすい。教祖の息子はカイロプラティックを仕事としていたようで、そこに来る“体の不調”を持つ人たちを勧誘していた可能性が強い。心霊宗教や祈祷師系統やヒーリング団体で盛んに使われる「浄化」という言葉には魔力がある。なんとなく心身が“癒されそう”な気がするからだ。けれども“頬を叩き合う”など何かがおかしいことは最初に感じるはずなのだ。誰でも興味半分、そういう集会のようなところに顔を出すことはある。そこで「違う」と思ったなら、それ以上、踏み込まないことが自らを“守る”ことになる。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言