大昔、王侯貴族は好んで宝石を身に付けた。その典型がツタンカーメン像だ。彼らは、もちろん、宝石に光り輝く財宝としての価値を見出していたからだが、それだけで常に身に付けていたわけではない。古代において、宝石は“魔力を秘めた石”として、心身を守ってくれると信じられたからでもある。古代エジプトやペルシャでは青い輝きを放つラピスラズリが特に“霊石”として重要視された。また古代マヤ王国ではヒスイの輝きが“魔力”を発揮し、王を守護すると信じられた。インカローズの朱色の輝きは、インカ女王の“愛の守り神”として珍重された。このように、古代の人々は、自分を守ってくれる“精霊の石”として宝石を愛したのだ。昨日、一組の男女が名古屋で逮捕された。宝石を盗んだ容疑である。それも仕事として、ハウスクリーニングに入った家の中から、指輪やイヤリングなど合計27点を盗んだ容疑が掛けられ、男性の方は容疑を認めている。交際中だった23歳の女性の方は認めていない。78歳の老女が一人で暮らす家には宝石箱があり、その中に沢山の宝石があった。もしかするとアルバイトの女性は78歳の老女よりも、23歳の自分の方がこれらの宝石を身に付けるのにふさわしい、と思ったのかもしれない。もし、彼女が、ただの一点だけを盗んだのなら、或いは老女は気付かずにいてくれたかもしれない。けれども、宝石箱の中身ほとんどを盗んでしまった。これでは老女も見落とすはずがない。宝石は長く身に付けていると“念”が宿るのだ。そういう意味でも、あまり親子・親友同士でも譲り渡すのは、運命学的に賛成できない場合もある。つまり、宝石は“人を選ぶ”。盗んだ女性は、自分の方がこれらの宝石を身に付けるのにふさわしいと思ったかもしれないが、宝石の方は“老女の身体の一部”でありたかったのだ。
国際刑事裁判所(ICC)は今月23日に予定していたフィリピンのドゥテルテ前大統領(80歳)に対する「人道に対する罪」に対する裁判手続きを、弁護側からの申し出を受けて延期した。弁護側 続きを読む
現在「世界陸上」が行われているが、日本人選手の「予選敗退」が目につく。男子100mでは日本勢期待の桐生選手やサニーブラウン選手がいずれも予選敗退した。女子も同様で、日本女子の100 続きを読む
人には「好き」「嫌い」があるから、そして「支持」や「反感」の気持ちもあるから、それを個人的にどうこう言ったり、思ったり、支障ない程度に反対行動するのはかまわない。けれども、その“度 続きを読む
前回の総裁選の時にも“似たような感じ”はあった。けれども前回の時には、まだ石破氏と小泉氏と茂木氏の三人が“一応の幸運期”ではあった。そして高市氏の運勢があまり良くなかったので「果た 続きを読む
世の中には「心配性の人」や「用心深い人」が居て、前もってそんなことまで心配しなくても……と思うようなことを、やたら“手回し良く”行ってしまうタイプの人がいる。たとえば死ぬ前から墓石 続きを読む
ときどき思うのだ。どこかの新興企業が、わたしと提携して「AI波木星龍」を作ってくれないかなあと……。ヘンな詐欺動画とかではなくって、まともな“ロボットとしての波木星龍”がいい。そう 続きを読む
「水を得た魚」という表現があるが、人にはときどき“そういう表現”がピッタリに思えるような生き方の人たちがいる。元衆議院議員の豊田真由子氏が参政党の“政調会長補佐”に就任した。この人 続きを読む
「美しい景色」「美味しい食事」「親切な国民性」「医療の充実」……これらが意味しているものは何かといえば、富裕層のリタイア先だ。実際、それらに“税金の優遇”を早くから掲げたことで、観 続きを読む
珍しくというか、何年振りかで体調を崩した。今も完全に治ったわけではない。当然、仕事をお休みし“寝たり起きたり”の生活になる。わたしは元々“ダラダラと横になって過ごす”のが好きではな 続きを読む
日本人にとって、解かりやすいようで解かりにくいのがフィリピンという国だ。まず、現地には昔から“棲みついている”日本人が結構いる。彼らはフィリピンの社会構造に詳しく、それなりの力を持 続きを読む