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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「小寒」今日からが本当の「甲辰年」の開始⁉


東洋系の占い暦を観ると、そのほとんどというか全部というか、市販暦2月4日「立春」を干支暦年の“スタートライン”に置いている。中華系の国々が用いている「農暦(旧暦)」ではもっと遅く市販暦2月10日の旧正月1月1日を年初(春節)とする風習が今も続いている。どっちが正しいのかというと、どっちも正しい。実は、日本の占術界などが用いている東洋系の「干支暦」と呼ばれるものは、東洋系ではあるのだが、太陰暦ではなく完全な太陽暦なのだ。この点、プロの占術家でも勘違いしている人が多い。干支暦は「節気暦」とも呼んで、専門的に言うと“二至・二分・四立=12節・24中気”に基づいた中国発祥の太陽暦である。「二至二分四立」というのは、冬至・夏至・春分・秋分・立春・立夏・立秋・立冬の八つの基準点を言う。俗にいう「暦の上では…」というやつだ。この区切りによって、ほぼ均等に春夏秋冬が定められている。日本のような四季の判然とした国や地域においては、この暦は役立つ。ただ、やや実際の季節とは“ズレている”感じが付きまとう。どうしてズレているのかというと、この暦は“日照時間”を元に季節を定めているからだ。どの季節からが“その年”なのかは、ほんとうのところ誰にも解からない。この暦においては一年で最も暗い“冬至の日”を「陽の開始日」とし暦元としている。ただ季節的には“冬のど真ん中”となるので、春の開始日に当たる“立春の日”からを実質的な干支暦のスタートに置いている。ところが「農暦(旧暦)」の方は“太陰太陽暦”つまり実質的には太陰暦なので、毎年、通常の暦に合わせると季節が移動する“太陰暦上の1月1日”が「春節」で一年の起点となる。今年の場合には市販暦2月10日が春節となる。ところで、わたし個人は東洋系の運命学的一年の開始時期としては「小寒(今年は1月6日)」が相応しいのではないか…とさまざまな実例検証から思っている。ただ季節的には中途半端なので、季節を重視するなら立春が妥当で、だからまだ研究段階というのが実際のところだ。もしも、今日から“さまざまな点が変わっていく”なら、それは運気的に去年が去って、ほんとうの意味での年初が来たのだと、秘かに思ってもらいたい。
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