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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「幸福な国」何位であろうと「幸福な自分」が先


「幸福」という抽象的な言葉で「国」や「人」を当てはめていくのは、なかなかに難しい。基準とするものが、人によって相当に異なるからだ。それでも、毎年、国連などの関係機関が「世界幸福度ランキング」を国別で公表している。もちろん、そこでは“国連による指標”とされるものが適用されている。その結果、今年も1位にはなんと8年連続でフィンランドが択ばれた。続くのはデンマークやアイスランドで、いずれも“子育て”とか“教育”とかに力を入れている北欧の国々だ。正直、日本にはあまり日々のニュースが入って来ない国々で、どういう暮らしをしているのか、本当のところ、よく判らない。ただ、政治を牛耳っているのが“若い人たち”であることは何となく知っている。つまり、若い人たちが政権の中枢に多ければ、自然と“出産”“育児”“教育”という分野に国家予算を投じやすくなる。それが「国連」という機関から視れば「幸福を与えやすい国」として映るらしい。もちろん、このランキングでは「日本」の評価は低い。なんと55位という低さだ。もっとも、観方を変えると、111カ国が比べられているので、そういう意味からいえば「中間くらいの国」ということになる。まあ、世界的に視ると、ちょうど中間くらいに位置している国なんだ……と理解しておけばいい。ちなみにアメリカは24位でやや高く、中国や韓国は日本よりもランキングが低い。これら全部を合わせて考えると、日本という国は“若い人たち”にとっては必ずしも「幸福を与えてくれる国」からは遠ざかっているが、この国に暮らしているから幸福になれないのかと言えば、そういうものでもない。実際、個々の人たちの幸福度は、国や地域の幸福度がそのまま反映されるわけではない。個人としての幸福度は、どの国に生れていようと、暮らしていようと、実際にはあまり関係がない。奇妙なもので、どういうところに暮らそうが、倖せになっていく人はなっていくし、不遇をかこつ人は不遇なまま暮らしていくケースは多い。大切なのは、どういう環境であっても「幸せになる術」を心得ている人だ。“小さなこと”にも楽しみを見つけられる人、“ささやかなこと”にも悦びを感じられる人は、基本的に幸福になりやすい。逆に“小さなこと”でもすぐ怒ったり、すぐ悩んだり、すぐ嫌がったりしてしまう人は、幸福は得られにくい。環境に順応しやすい人の方が“倖せ”は掴みやすいものなのだ。
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