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今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「心を強くする」ため「筋力アップ」は正しい⁉


近年、静かなブームとなっているのが「ボディビル」だ。昨日、ボディビル界のレジェンドである49歳の木澤大祐氏が初優勝した。20年間、常にファイナリスト入りしながら優勝は出来ずにいた。それが競技人生最後の今年49歳で初優勝できたということで感激のコメントが会場に流れた。人間には、当然のことながら運の“良い人”と“悪い人”とが居る。運の良い人は、そんなに努力しなくてもトップになれるし、運の良くない人はどんなに努力してもトップにはなれない。ただトップにはなれないが“そのすぐ傍”までならなれる。だから、運の良くない人は最初からトップをめざさず、3位くらいを目指して努力する…という方法もある。そうすると気が楽になって、かえって好結果が生まれることもある。今年、木澤氏がどうして優勝できたのか知らないが、もしかしたら、もう「今年で最後」という気持ちが、これまでの“気負い”をなくしてくれたのかもしれない。つまり、今年に関しては「3位くらいまでには入れれば…」という気持ちで居たのではないか。なにしろ20年間トップにはなれなかったのだ。その結果、かえって“気負い”が抜けて“輝いて見えた”可能性もある。あまりに気負いが強いと、輝きが薄れる。ところで、近年、ボディビルやフィットネスが大流行である。昔はどちらかと言えば“特殊な人たち”と見られていた「キン肉マン」たちが、現代では“あらゆるところ”に潜んでいる。有名人たちの中に“筋肉自慢”する人たちが多くなったことも影響しているのだろう。もう一つ、見逃せないのが、肉体を鍛えて、それがそのまま“心を鍛える”ことにつながる……という錯覚を与えている面があるような気がする。確かに、筋肉もりもりになると“心まで強くなった”ような幻想を与える。けれども、ハッキリ言って“身体=精神”ではない。昔から“精神的に強靭な人”というのは歴史上たくさんいるが、その多くは“ひ弱そうな肉体”の持ち主であって筋肉隆々ではない。ただ、精神的に極端にひ弱な人にとっては、筋トレ自体が“忍耐強さ”や“毎日の訓練”に繋がり、すぐ物事に諦めたり、気が変わったりする“幼さ”からは脱出させてくれる。間違いなく、簡単には“負けない精神”を培ってくれるのは確かなのだ。そのせいか、最近は女性でも“ものすごい肉体美”“驚くような筋肉美”を披露している女性たちもいる。ただ、あまりの筋肉美は“女性美”とは異なる。女性としての“曲線美”とは明らかに異なるのだ。徐々に“筋肉女性”が増えていくのは、なんとなく“日本の未来”を垣間見るようで、ちょっと怖い。
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