「single-blog.php」* 有料カテゴリ:「今日の迷信・余言・禁言」は月額1,200円で読むことが出来ます。// ざっくりとは終了 // Header画像を変更する事

今日の迷言・余言・禁言

未来と運命に対するヒントがいっぱい


「思い込み」強すぎ‼ 大丈夫⁉「日本の検察」


「紀州のドンファン事件」で検察側は昨日、須藤早貴被告に対して「無期懲役」を求刑した。これまで多数の“証人”を出廷させて「殺害は明らかだ」として“殺人罪としての求刑”を行った。それに対して弁護側は「確かな証拠によって判断すべき」との訴えで弁護を締めくくった。この事件は、まず、ほんとうに“殺人事件”なのかどうかさえも、ハッキリとはしていないのだが、検察側は最初から“殺人事件”それも「完全犯罪」を狙っての殺害だと主張している。「完全犯罪」とは、あとになってバレることがないよう計画的に殺人を企てる場合に使われる表現だ。ところが、この被告の場合、もし完全犯罪を狙ったのだとしたら、あまりにもずさんである。完全犯罪なのに、自宅で“二人きりの時”に行う。よく推理小説などでは「密室殺人」という表現を使う。けれども、どんなに下手な推理作家でも、55歳の年齢差ある夫婦で、資産家の夫が“毒殺される”というストーリーなのに《自宅で二人だけの時に…》という設定は使えない。どう考えたって、妻が疑われる。いや、仮に、そういう設定を使ったとしよう。被告は葬式の時に周りから「喪主でありながら、妻でありながら、時に笑顔を見せるなど、それらしくなかった」と当初から報道された。ここが、おかしい。どうして「完全犯罪」を企む者が、葬式の席で笑顔を見せたり、スマホを弄っていたりするのか。推理作家なら、ここは、いかにも“悲しみに打ちひしがれる未亡人”を演じて「あんたが殺したんだろう」疑惑を払わなければならない。それを行わずに、葬式の手続きもよく解からず、他人のような雰囲気で居るなど、どうして「完全犯罪」を考える者が行うのだろう。死後に会社から振り込まれた3000万円も、すぐ車などに使い切っている。もし「遺産目当ての完全犯罪なら、とりあえず、お金が入っても、バレないよう“すぐには使わない”のが「計画殺人」の鉄則ではないのか。つまり、彼女は元々無計画なタイプで、お金が入ればすぐ使ってしまう“浪費型の生活設計”なのだ。薬の売人自身が「ホンモノの覚せい剤ではなかった」と証言し、それを裏付けるかのように、彼女自身も「あれは偽物だ、もうお前には頼まん」と、ご主人から言われたと証言している。百歩譲って、彼女が強引に「覚せい剤を飲ませた」と仮定してみよう。そうだとすれば、室内には、それなりの“争った跡”がなければならない。覚せい剤は売人が証言していたように「とてもスムーズに飲めるようなものではない」からだ。けれども、そういう状況は最初からなかった。お手伝いさんが家に戻って来てから、二階でドスンドスンという「大きな物音が聴こえた」と二人とも証言している。もしかしたら、この時、ご主人は誤って覚せい剤を飲み、苦しがって暴れた可能性もある。検察は、なぜ、こういう自然な推理が出来ないのだろう。
「ex-module-past-post-list-01.php」出力:single-post用の過去記事ループ処理

過去の記事一覧今日の迷言・余言・禁言